羽田・沖縄2大拠点に潜入。動画で見る物流最前線
2016/08/23, NewsPicks編集部
特集「変身!クロネコヤマト」第2回
羽田・沖縄2大拠点に潜入。動画で見る物流最前線
2016/8/23
羽田空港にほど近い、京急・穴守稲荷駅。改札を出て商店街を5分ほど歩くと、いきなり眼前に巨大な建物が現れる。
羽田クロノゲート──。ヤマトHDが約1400億円の巨額投資を行い、2013年10月に稼働をスタートさせた日本最大級の物流拠点だ。
敷地面積は約9万平方メートル、延べ床面積は約20万平方メートル。7階建ての建物で、各営業所(センター)から集められた荷物を仕分け、「ベース」と呼ばれる各地の物流拠点へ運ぶ役割を担う。
他のベースが1時間に2万個を仕分けるのに対し、羽田クロノゲートでは1時間に4万8000個を処理。全ベースの中で最多の荷物を処理するという、まさに「宅急便の心臓部」だ。
ヤマトは2011年に発表した長期経営計画の中で、物流をコストではなく付加価値を生む手段に進化させる「バリュー・ネットワーキング構想」を打ち出していた。その総投資額2000億円のうち、じつに1400億円が羽田クロノゲートに投じられたことからも、同社の本気度が伝わってくる。
では一体何が、通常の物流拠点と違うのか。NewsPicks編集部ではその細部を知るべく、内部取材を敢行。本稿でその詳細をリポートする。
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コメント
注目のコメント
ヤマトロジスティクスが医療機器の洗浄・メンテナンスサービスを運営していることを、不勉強で初めて知りました。機器を必要な医療施設にいち早く配送出来るというのは素晴らしいですね。
この記事のような工場等への「潜入モノ」は、個人的に好きです。テレビでも番組としてあるので、ある程度需要はありそうです。NewsPicksにいらっしゃる有識者の方、例えば流通の専門家だったり、経済の専門家の方だったりと見学ができるようなイベントがあれば、個人で参加するよりも勉強出来ることが増えるのではと勝手に妄想しています。笑羽田クロノゲートの説明だけでなく見学申し込みは、下記からできる。「工場見学クラスター」の皆様、行きませんか?
というのは置いておいて、クロノゲートの「付加価値機能エリア」や沖縄サザンゲートでの取り組みは極めて重要。物流は極論するとないほど良い。それでも、全部を需要地と生産地が違ったり、分業をするために、避けられない。避けられないどころか、保有技術含めて世界規模で分業するほうが効率的となってきているため、増えている。
そのなかで、顧客企業で拠点を作るほどの規模ではない業務を代行したり、時には保税倉庫とのパッケージで税コストを下げる取り組みは、まさにソリューション化。そしてそういった物流ソリューションがあるゆえに、それが各地域で企業を吸引する力になる。企業が集まれば人もお金も集まり、物流に関係ない産業の需要もできる。だからシンガポールやドバイは物流に力をものすごく入れている。
物流に関してものすごく強いソリューション力がある企業があるというのは日本の競争力だと思う。ヤマトに限らず、日本の物流オペレーションの効率性はものすごい。だからこそ、それを活用して、競争力を上げていくことが政策パッケージや個々の企業の戦略としても相乗効果を発揮してほしい。
http://www.yamato-hd.co.jp/hnd-chronogate/visitortour.html大学時代、体育会のバイトでクロネコヤマトの物流センターでの仕分けのバイトがあって、日単位でシフトが組めることもあって、何度か参加してました。
期間は12月〜1月頭の時期で、夜10時から翌朝7時(休憩1時間)。体育会にいるような若者には金銭的にも良く、日当14,000円、みんな部費や合宿費を稼ぐのが目的。
夜9時になると大学近くに大型バスが着き、それに体育会に所属する猛者(ほとんど男)が乗り込み、1時間ほどかけて高速近くの仕分けをおこなう物流センターに到着。
そこから少し湿った独特の空気感漂う空間で、様々な荷物の仕分けが始まる。クロネコヤマトの社員や長年バイトをしているであろうベテランの方々の「流せ〜、流せ〜」という掛け声にあわせて、荷物を必死に仕分け開始。
2〜3時間すると休憩が1時間入り、その間にみんな栄養補給をおこない、怒涛の後半戦に備える(ここからが一番長く辛く感じる時間帯)。
後半も筋トレかのように、ひたすら大小さまざまな荷物をベルトコンベヤーに仕分けていき、明け方7時に終了。終了する頃には、独特の匂いを持ってバスに乗り込み、バス内では爆睡。大学到着後は部室で爆睡、起きたら昼過ぎ。
今となっては懐かしい思い出ですね笑
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