独占密着! グーグルの新CEOが描く「AI」で動くデジタル世界
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AI分野で活躍するには、コンピュータ以外の分野を専攻していた方がよいかも。ピチャイさんの経歴をみて思った。コンピュータサイエンス以外の出身者でAIで活躍している人は多い。私事で恐縮であるが理論物理(物性理論)の出身だ。楽天の北川さんも理論物理、ヤフーの安宅さんは生物(脳神経)である(下記参照)。私のチームにも、コンピュータサイエンス以外が多い。
日本はコンピュータサイエンスの卒業生が米国より大幅に少ないことが産業力に影響しているという議論があるが、これをみると本質ではない気がする。
むしろ、物理や生物などの分野で、問題に体系的にとり組む方法論を身につけた優秀な人財をいかに成長する産業分野にあてるかが本質ではないか。どちらにしても、学生時代に学んだ知識の賞味期限は、ますます短くなっている。一生学生時代の専門で生きられる人はいない。一生、新しい問題に挑戦し、その度ごとに学び続ける人をいかに育てられるかだと思う。
「スタンフォード大学大学院にて物質科学と工学の修士号を取得。アプライド・マテリアルズに勤めた」
北川さんのインタビュー「ハーバード博士号を経て、楽天の執行役員へ」https://www.growingcompany.jp/article/interview/rakuten_kitagawa/
安宅さんと矢野の対談「生命に学び、人に寄り添うAI」
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/2016/04/2016_04_00_talk.pdf「機械学習やAIに目を向ければ、今すぐできることと、2〜3年以内にできること、そしてさらに長い時間のかかることがあります」
機械学習やAIは高度&成長中な技術なので、この時間軸(短期/中期/長期)に分けて実現性を判断できるCEOは少ないだろうが、ピチャイさんなら出来るのかも。特に、2〜3年くらい先を目指した投資が、各社の明暗を分けそう。まあ、今はブームだしこれからも面白いのでやったらいいと思いますが、「googleのCEOみたいになりたい」とか「これからの時代は○○を勉強すべき」ではなく、エリック・シュミットが言うように、自分が他の人よりも圧倒的に気になることをひたむきに追求することかなと思います。