ロボサッカーチームを世界一に導いた、最先端ゲームAIの実力

2016/8/19

人工知能（AI）が騒がれて久しいが、意外にもこの15年間で最先端のAI技術が磨かれてきたのが、ゲーム産業だ。グラフィック技術だけでなく、敵キャラなどの振る舞いをリアルに描くことで、壮大なエンターテインメント作品を実現してきたゲーム向けAI技術の今を読む。

ロボットとゲームの共通点

世界中の人工知能（AI）技術とロボット技術を競い合う、国際的なロボットサッカー大会「ロボカップ」。世界45カ国から数百チームが集まるこの大会のヒューマノイドリーグ（キッドサイズ部門）で、2014〜2015年と2年連続で優勝したチームがある。

2015年に中国で開催されたロボットサッカー大会「ロボカップ」（写真：Feature China / Barcroft Media / アフロ）。

コメント

注目のコメント

• 池田 光史

  NewsPicks CXO

  ・2016年08月19日

  特集第５回はゲームとAI。取材を始めた当初は正直ピンとこなかったのですが、考えてみれば勝手に振る舞う「敵キャラ」ってどうやって動いているのか？　そこにふんだんに最先端のAI技術が使われています。ロボットサッカーに応用したチームを優勝にまで導いたほどの技術を誇る、ゲームAIの今を追いました。
• 中村 伊知哉

  iU（情報経営イノベーション専門職大学） 学長

  ・2016年08月19日

  ゲームにAIが重要な役割を果たしているが、日本にそうした作品を作るゲーム会社はなく、欧米で行われているような研究をしている大学もない、というレポート。危機感を抱きます。
• 武井 涼子

  フェリス女学院大学/ 二期会 教授/ 声楽家

  ・2016年08月19日

  人が頑張って切り分けてセグメント分けて条件設定をしてMECEを求める世界には限界がある。
  マーケティングで使われている技術と同じですね！