フェイスブックに5千億円追徴も 税逃れ疑いで
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フェイスブックは英国で大手広告主からの広告料をアイルランドに回したことについて租税回避策だと批判され、今年3月に英国で計上して納税する方針を表明した(下記リンク参照)が、フェイスブックが提出した四半期報告書(Form 10-Q)によれば、今回の件では、IRSの通知に対して同意せず、米国租税裁判所で争うとしている。
http://jp.reuters.com/article/britain-tax-facebook-idJPKCN0W60ZEAppleやGoogleも行っていることで有名なグローバル企業の節税策、所謂ダブルアイリッシュ、ダッチサンドイッチですが、アメリカの圧力で昨年1月からアイルランドにおける新規適用が認められなくなり、現在適用を受けている企業も2020年を期限として廃止されます。
アメリカだけでなく、どの先進国もグローバル企業の税逃れやキャピタルフライトに対して厳しい姿勢を打ち出しつつあり、4月のG20蔵相会議でグローバルな税逃れに対する制裁処置の共同声明を出したばかりです。
グローバル企業はどこも多かれ少なかれ、多国間税制を利用した節税スキームを行っており、今後当局からの警告や摘発をつけるグローバル企業はますます多くなっていくでしょう。