【SPEEDA総研】IPO市場の動向とLINEの今後
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新興企業にとって上場はゴールではなく、調達した資金で何をするかが企業の2年後を分ける。
株価は一面的なものではありますが、社会からみた当該企業の評価・期待のバロメーターでもあります。
今回はざっくりとした概観のみですが、普段株に関係のない方も、業績同様にビジネスの変遷などを捉えることができると思います。
なお、今年はJR北九州なども上場を控えており、下半期も話題が多くありそうです。LINEは上場日の初値4,900円、高値5,000円から上場2〜5日目は4,000円を挟んだ値動き。今のところは公募価格3,300円を上回る水準。一定以上の利益成長への期待値の高さがうかがえますが、昨日終値3,945円から予想PERを出すと212.1倍(予想EPS18.6円)。比較として2015年に上場したインターネットサービスの9社の予想PERは鎌倉新書31.35倍、AppBank58.55倍、Hamee69.24倍、ブランジスタ95.99倍、イトクロ47.7倍、シリコンスタジオ106.14倍、ファーストロジック27.62倍、Aiming26.07倍、Gunosy26.04倍。
ばらつきがありますが、LINEの予想PERは上記9社で最も予想PERが高いシリコンスタジオよりも倍ありますから、まだ割高の感は否めないですね。ちなみに公募価格の3,300円で計算しても予想PERは177.42倍です。もちろん今後の利益成長次第ではありますし、「あらゆるビジネスの入り口としての位置づけを目指す」とのことで可能性を感じさせられるところもありますが、目先の株価はもう少し水準を下げたところから見ていく必要があるかもしれませんね。金転がししか興味の無い人からすれば今のポケモンフィーバーはただのバブルだと思ってるだろうし、もうこれ以上株価上がらないと思ってるだろうな。
だけど、俺みたいなバカもいて、任天堂のゲームが好きだから無条件で買い支える層もいるやで。こういうバカのおかげでWiiUとか残念ハード出して経営に陰りが見えてきても任天堂はスプラトゥーン出せたし、ポケモンGO出せた事を忘れんなよ。