英外相にジョンソン前ロンドン市長
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興味深い。ボリス・ジョンソン氏は、ゴーブ氏の「謀反」(下記記事はその内幕の上編)によって、保守党党首戦の出馬を見合わせざるを得なかった。一方で、メイ新首相は元々残留派。そのなかで離脱派だったジョンソン氏を担当相ではなく外相に任命する、と。担当相だと、離脱を牽引してきただけに、EUとの心象形成でマイナス印象があるという判断だろうか?
なお、結局ジョンソン氏が内閣には入ったことで、一番失ったのはもしかしたらゴーブ氏なのかもしれない。
https://newspicks.com/news/1651116英語版の記事によれば離脱担当相は、同じく離脱派のDavid Davis氏で、ジョンソン外相は外務大臣として各国との外交に当たるようです。
また、ジョンソン氏を当てた理由として、当然の狙いではあるかと思いますが、離脱という国民投票の結果を明確化する意図(やり直しはない)と、離脱派との対立に対する融和策という狙いがあるということです。
これで布陣は確定しましたので、離脱に向けた交渉がどのように進んでいくのか、またEU以外の各国との関係をどう維持していくのか、Davis氏は離脱通知に時間をかけるべきと仰っているようですので、しばらく不安定な状況が続くかもしれません。国を二分した国民投票直後であるだけに残留派と離脱派の融和を図り少なくとも表面上は一枚岩の政権に仕立てる必要があるのは当然だといえるでしょう。もっとも、機能するかどうかはやってみなければわかりません。とくに先行き不透明感が漂う現状では。