育成には「最初の上司」が重要だ
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注目のコメント
私も記事中に出てくる「最初の上司」に育てられた「七人の執行役」の一人です。(正確には四人の執行役、一人の管理本部マネジャー、二人のグループ会社社長、ですかね。)
新入社員の頃、その上司からはスキルではなく、スタンスについて教えられました。
「仕事はゲームだ」
ゲームは本気で勝ち負けにこだわらないと面白くない。だから、目標達成に本気でこだわれ。でも、しょせんはゲームだ。目標達成しなくても死ぬわけじゃないからくよくよしすぎるな。
「ピンチはチャンス」
(クライアント企業様からクレームを頂戴してしまった際などに)このピンチを乗り越えた先に、自分の成長とか、更なる顧客からの信頼が必ず待ってる。だから、目を逸らさずにしっかり向き合え。
「陰口は言うな」
今、この瞬間からその人のいないところで、その人のことを悪く言うの禁止。陰口は、自分の品格を下げることにもつながるから、絶対にやめろ。
他にも色々ありますが、とにかくどんな時でも明るく働いていこうぜ、というようなことを毎日毎日言われていたような気がします。
今でもその言葉の数々が自分を支えてくれていることは間違いありません。
「最初の上司」は何よりも大切だと思います。いやー俺は確実に「ほっといてくれ」なんていう人(笑)。採用が育成より大事、という点では”信頼して任せられるか”が大事だと思っていて、上司的な人をつけなくても勝手に自分でやるべきことを見つけゴリゴリやっていける人を最初にソーシングできるかどうかだと感じます。なので最初から良い人を見つけられれば(採用)あとは勝手に会社のリソースを使って働いてくれる。そんな一人型プレイヤーと、育てて進化していくポケモン型の育成プレイヤーもいるのでしょうか。
牧野さんも小笹さんも同じタイプの上司の下に付けるとのこと。弱点を補うのではなく、強みを活かして化ける可能性をとる。以下は目から鱗でした。
「ほっといてくれなんていう人は、普通の会社だったら、落伍者ですよ(笑)。でも、そういう人が化ける可能性がある。だから、彼には、同じく俺も人にコントロールされたくない、という上司を付けるんです。」
また小笹さんの「最初の上司が、すごく重要」というのは実感とともに参考になります。自分自身、振り返ってお世話になったと感じる上司は、逆境の中でも前向きで明るい方が多い。そういう人材になりたいものです。