旭硝子が取り組むディズニー流「若手のチャレンジ促進法」
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注目のコメント
見出しよりは、全文に出ている一般論としての問題意識のほうが重要だし、読む価値が高いと思う。特に「目標と目的の勘違い」はとても重要なポイントだとう。結果は重要であるがそのためになんでも許容されるわけではないし、一方でチャレンジが許容されないわけでもない。組織として目標に対してどれだけ強く高い視座を持てるか(≒目標を追うためであっても目的に反することはしないという強い倫理観を持てるか)は、組織運営でとても重要な部分だと、個人的には思う。また、古くから海外に出ていったり合弁・買収をしてきた経験は、直接現地語でコミュニケーション取らなくちゃいけないという経験をしている社内人口を増やす。トップダウンで経営の国際化という発信をするのも重要だが、肌感覚として経験を持っている人が多いほど、そこが進みやすいものだと思うし、その観点でもブリヂストンなどと併せて個人的には注目している会社。
ガラスというのは自動車用も建装用も含め、製造には高度な技術と設備投資を要するため、そもそも世界的に見ても寡占産業である。
その中でも旭硝子は中小型液晶パネル向けのガラス基板用のガラスでは非常に高いシェアを誇ってきた。今後の旭硝子のエレクトロニクス向けガラスでの懸念とすれば、やはり中国企業の台頭であるとか有機ELに置き換わった時のガラス基板からプラスチック基板への置き換わりの勢いなどがどれくらいあるのか?市場がどれくらいこのプラスチック基板の流れに追随するのか?という点だろうか。そういう意味ではこのガラス基板用途からの売上や利益を別の分野に振り向けていって違う成長市場に賭けていくのが、正しい経営判断とは言えるかもしれない。
あと、若手が辞めてしまう件に関してはとても気になるところ。対応策がゴングショーなのだとして、それで良いのかなあとは思う。