「心拍数」で自分を科学する
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心拍数よりメッツ!
運動の最良の指標は、酸素を体に取り込む量だ。国際的にはメッツが使われている。例えば、座って安静にしているときが1メッツ、20分の歩行が3メッツだ。国際的には、3~6メッツの身体活動を週に150分行うことが推奨されている。
心拍数も悪くない。
酸素の取り込み量は心拍数と相関する。そのため、心拍数も指標としては悪くない。ただ心拍数はわざわざ計測しなくてもだいたいわかる。感覚と心拍数はかなり近いからだ。Borgのスケールと「Borg指数×10≒心拍数」を知っておくと便利。
【BorgのRPEスケール(Orignal Scale)】
7 非常に楽
9 かなり楽
11 楽
13 ややきつい
15 きつい
17 かなりきつい
19 非常にきつい
運動は、体を健康にし、生命予後を劇的に改善する。
無理のない範囲でぜひ行ってほしい!こと格闘技で言うと数字を追い求めるのは危険。あくまで相手があってのことなので相手のペースによって変わってくるし試合はこちらのペースで出来るとは限らないのだから非科学的なことが大切になってくる局面もある。要するに根性です。根性論と科学のバランスが大切です。
細かなことは置いておいて、心拍数を気にかけることは自分の心臓に耳を傾けること。心臓を専門とする医師として、神経質になりすぎない程度に「心臓の鼓動」を気にかけていただけるのはとても嬉しいことです。
【追記】
心拍数は「簡便で」「数値で」比較できる優れた指標です。記事にあるように瞬間としての心拍数もさながら「同じ状況下での経時的変化」も知ることが出来ます。医療現場ではこの変化によって身体の状態の変化に気づく場面がままあります。