【星野×アトキンソン】お粗末なWi-Fi、民泊が日本の競争力を損なう
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海外、特に米国に行くと、日本のWifiの不便さを痛感します。大きな都市であれば、簡単に利用できるフリーWifiが飛んでいて、またAirbnbを利用する際にもWifiiを完備しているところが多いです。一方、日本でWIfiを利用するとすると、記事にあるように登録が複雑で使いづらい。以前、あるラグジュアリークラスに分類されるホテルでWifiを利用しようとしたところ、一旦部屋のテレビをつけて、その画面に映る数字を確認して、自身のPCにそれを記載する必要があるという状況に出くわしました。「Wifiを利用したいのに、なぜテレビをつけなければいけないのか」と不思議に思ったものです。
また民泊も、日本では6泊以上からでないと利用できないなど、不便ですね…。一つの場所に6泊以上泊まるというのは、旅行者としてはあまりいないのでは。特に日本のように南北に国がのびる場所において、日数の多い縦断の旅行であれば各地方で数泊ずつ宿泊するはず。
（追記）
「（日本の）国内移動にかかる費用全般が「高い」という問題もあります。」
これもよく感じます。平成26年の国内旅行の延べ旅行者数、消費額ともに前年比マイナスは、その証左の一つでしょう。
〇国内旅行消費額は18.4兆円で、前年比8.8%減。
〇そのうち、宿泊旅行消費額が13.9兆円で、前年比9.9%減、日帰り旅行消費額が4.5兆円で、前年比5.2%減となった。
観光庁「旅行・観光消費動向調査」
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000254.html日本の空港は、羽田空港ですらレストランは22:00に閉まります。早朝便や最終便を使うと本当に食べる場所がなくて「日本はハブ空港にはなり得なかったなぁ」と思ったりします。海外から来られて地理に不案内であれば、尚更困るはず。
新幹線が競争原理が働いていないために高いというのも実感します。先日、熊本に日帰りボランティアに行った際、新幹線料金を妻に話したら「台湾だったら、その値段で往復プラス一泊できちゃうね。」と突っ込まれました（笑）先日、日本に少し戻りましたがWi-Fiは月300円で契約を残していたfreetelのSIMでアクセスしました。従量制なので使った分だけ支払い。10GBまでですが、それでも良心的な価格設定。速度も申し分ありませんでした。
ただし、原稿を書くためにデータや写真をダウンロードしたりする必要があると、かなりデータ量を使ってしまいます。そこで、フリーWi-Fiのあるところを探しましたが、スターバックやタリーズぐらい。都心であればまだ良いですが、少し離れると本当にフリーWi-Fiがない。あっても、なぜか使えない場合が少なくありません。有料ですらも限られている。
日本人でこれだけ困るのだから、外国人はもっと困るでしょう。
空港のプリペイドSIM販売店も目立ちませんし、あっても小さいので列ができている。しかも、すごく割高。
バンコクのスワンナプーム、シンガポールのチャンギぐらい沢山あれば殆ど待つこともありません。スワンナプームは主要キャリアがひしめき合って競争しています。スマホを差し出してプランを選べば、さっと全て設定をしてくれます。日本もそのぐらいやれば、ビジネスになるし、健全な競争を生むと思います。
シンガポールのプリペイドSIMについては私が実際に体験したことを記事にしています（下記参照）。
「日本インバウンドの課題は通信環境。コンビニ感覚のASEANから学ぶ」
https://newspicks.com/news/1429914
同じような内容はずっと前から多くの人が指摘していますよね。徐々に日本も改善してきていますが、その徐々に、の速度がとても遅い。
ちなみに、マレーシアの大手通信会社のマキシスは20か30カ国ぐらいで、アジアを中心とした統一ローミング料金を設定しています。日本はそこから外れています。
