企業の中にこそ必要な「デザイン思考」の今——慶應義塾大学・奥出教授インタビュー
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注目のコメント
最初に時間がかかってもコンセプトメイキングは絶対やるべき。
“優れたコンセプトは、意思決定の負荷を小さくする。「意思決定のしやすさ」が、デザイン思考の効果”
まさにその通りで、デザイン思考は生産性向上にもつながる。「イノベーションは見ることから始まる」(IDEOティム・ブラウン)
記事にある通り、あらゆる職種の人がフィールドワークに基づくコンセプトを共有してこそ、多様性が活きる自律型のアジャイル・チームとなる。コンテクストを膨らませる部分等、とても共感する部分が多かったです。
私がいたdSchoolは、IDEOの前身であるID Twoの創始者の一人であるBill Moggridgeの系譜を組んでいるところだったので、ベースにある考え方が似ているのだと感じました。
企業で実際にトライしようとして難しいなと思ったのが、そもそものチームビルディング(同質の人間が多い)、プロジェクト毎に異なるマネジメント法が必要になること、ストーリーやビジュアルを表現する個々人のスキルといったあたりです。
特に通常求められる自社の強みやリソースとの整合性をいかにとるかなどは、まさにデザインチームの腕の見せ所ですが、なかなかハードな部分。
研究開発などの投資がかかる中長期的な案件は自然原理と未来ビジョンの組み合わせといった他の切り口のデザインがマッチするかもと最近考えています。 長文御免