エフィッシモの川崎船株保有、3分の1超す-特別決議阻止の権利得る
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川崎汽船の時価総額は約2200億円。昔に比べれば小さいとはいえ、保有比率が1/3を超えるというのはかなりのこと。エフィッシモの現在のファンドサイズがどれくらいか分からないが、思いっきりベットして全体の20%くらいの比率とすれば4000億円くらいとかなりのサイズ。
今年の株主総会に関して、昨今取得している部分に関しては議決権はないものの、株主総会に向けて気になるニュース。
注目のコメント
エフィシモのこれまでの投資行為によって対象企業の業績が構造的に改善した事実は見当たらない。単なる、株価の値上がり益を狙ったさやとり投資としか思えない。
エフィシモは、背後の出資者の素性を明らかにし、投資方針を公表し、川崎汽船への投資で何を実現しようとしているかを市場に対して説明すべきだ。
されまでは、エフィシモを適切な機関投資家とは認めず、会社のエンゲージメント対象から除外してもよいことにしよう。エフィッシモが6月9日に提出した変更報告書によれば、取得資金総額は764億円。川崎汽船はPBRが0.61倍で現預金が2411億円と多いようだ。また、昨年5月に買収防衛策を廃止している。