[サンフランシスコ 9日 ロイター] - コムキャスト傘下のストラータが実施した調査で、広告会社がキャンペーンで利用するソーシャルメディアとして、写真投稿サイトのインスタグラム<FB.O>が初めて短文投稿サイトのツイッター<TWTR.N>を上回った。

調査は、広告代理店83社に質問。その結果、インスタグラムを利用する可能性が最も高いとの回答が63%、ツイッターを利用するとの回答は56%だった。

今回の調査結果は、利用者数の伸び悩みに加え、経営陣の混乱、株価下落などで苦戦しているツイッターにとって、貴重な収入源だった広告部門も脅かされていることを浮き彫りにした。

4月に発表された第1・四半期決算でも、大手広告会社からの支出が予想を下回り、広告部門にひびが入りはじめたことが示されていた。

ツイッターは今回の調査結果を一蹴し、2015年のアドバタイザー・パーセプションズの調査ではツイッターを利用した広告を望む代理店が37%で、インスタグラムの28%を上回ったと述べた。