米ラルフ・ローレン、1000人削減・50店舗閉鎖へ

［７日　ロイター］ - 米アパレル大手のラルフ・ローレン<RL.N>は、約１０００人を削減するとともに、５０店舗を閉鎖すると明らかにした。年間１億８０００万－２億２０００万ドルの経費削減と売り上げ回復を目指す。

同社はまた、通年と第１・四半期の売上高が減少するとの見方を示し、株価は一時１０％超急落した。

人員の削減規模は正社員のおよそ８％に相当するとしている。

４月２日時点で、直営店舗数は約４９３店。従業員数は約２万６０００人で、正社員数は約１万５０００人。

ラルフ・ローレンは、高級品の販売鈍化による打撃を受けているほか、下位ブランドの「ポロ」や「ローレン」はスウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ（Ｈ＆Ｍ）<HMb.ST>やスペインのインディテックス<ITX.MC>のザラなどとの競争が激化している。

店舗閉鎖などに伴い、今年度の純売上高は２ケタ台前半の落ち込みが予想されるとした。

コメント

注目のコメント

• 鳩山 玲人

  鳩山総研 所長

  ・2016年06月08日

  ボストン郊外にある避暑地でも有名なナンタケット島をイメージして創られたブランドの"ラルフ・ローレン"。米国では旗艦店やショッピングモールだけでなく、Macy'sなど販路も広い。トラディショナルで定番アイテムも多いブランドだけに消費者ターゲット層を常に若く保つのが難しいことがある。濃紺のブランドイメージはしっかりしているので、中長期での復活は早いと予想する。
• 梅田 優祐

  日経によると「総額4億ドル（約428億円）のリストラ計画を発表。積み上がった在庫品の処分や今期中の50店舗超閉鎖、正社員8%の削減などを実施。リストラに伴い、2017年3月期通期の売上高は1桁代半ばの減少になる」との事。昨年創業者からバトンを引き継いだ新CEOステファン・ラーセン氏の「ビジネスがブランド力に負けた」という言葉が印象的。
  http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGN07H3E_Y6A600C1000000
• 横江 公美

  東洋大学国際学部グローバル・イノベーション学科 教授

  ・2016年06月08日

  昔は憧れましたね。
  
  確かに、ここ20年は買わなくなったな。
  
  最初、アメリカに行った時は、喜んでお店に行って試着してたけど、私の体型では無理、と思った。
  トラッドの洋服って体型をカバーしてくれないと思う。
  ラコステは、体型が綺麗に見えるデザインに数年前に舵を切ったと思う。
  ブラック・ラベルを記念に買ったけど、確か、プレゼントしたと思う。
  
  寂しいけど、時代の流れなんでしょうね。