米マイクロソフト、中国の小米に特許売却 長期の提携関係構築へ
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驚きの展開!Xiaomiの根本的な弱点は特許だった。実際にEricssonなどが訴訟を2014年末に起こしていた(今どうなったんだろう?)。MSはNokia買収で特許を得ていたはずで、足元ではフィーチャーフォン事業をHon Haiに売却している(①)が、特許などは多分売却していないだろう。
Xiaomiに関しては、2015年にHuaweiなどがモデル的にもキャッチアップ、またマスに拡大する中で従来のブランド戦略が効かなくなっている側面がある。そこがある一方で、海外では拡大傾向しており、2015年10~12月ではインドで100万台販売したとみられる(②)。
にしても、ナデラ体制でなければ起こらなかった展開のようにも見える。MSとしてもスマホに関しては色々なメーカーと一定の距離感をもってやってきた印象(Nokia買収以外)だが、今回踏み込んだ印象。
①https://newspicks.com/news/1559797?ref=user_100438
②https://newspicks.com/news/1280615?ref=user_100438小米、中国では2200件以上の特許を出願していて、海外出願も進めています。1500件と言う数字は、今の小米の出願件数と比較すれば、大きな件数と言えそうです。
気に成る事が二点。一点目は量。例えばファーウェイは6万件以上出願しているので、他社対比ではまだまだ少ないのが実情。更に知財対策を加速させるのでしょうが、次の打ち手が何かが気になります。二点目は質。小米の特許はUIやソフト関連が多く、通信や回路に関しては少ないので、今回それらの不足分野がどれ位補間されているか、でしょう。それだけXiaomiとの間に信頼関係があるということなのか。
マイクロソフトと組むのは意外だが、これは興味深い流れ。
確かにこの提携をもって市場の信頼性があがるのは間違いないがXiaomiはもう少し先まで予見しての行動の気がしている。