米国ニュースメディア、コメント欄今昔物語と最新トレンド
コメント
注目のコメント
前回に続き、米国ニュースメディアのコメント欄事情です。前半ではコメント欄の歴史に詳しい、Reagle教授にお話を伺いました。後半は今ニュースメディアから注目されている、ちょっと変わったコメント・システム「Civil Comments」を取り上げています。
▼前回の記事:
https://newspicks.com/news/1553598
Civil Commentsのしくみで興味深いのは、「コメントの投稿が完了する前に、内省を促す」プロセスがある点です。このプロセスを経ることで、投稿されたコメントの約6%が、ユーザー自身によって修正されているそうです。
書かなければよかったという後悔を6%減らすことができるとすれば、大きな効果があるな、と感じました。
牧田 幸裕さん:
こうしたシステムを使わずとも、Goodか?Civilか?と、自分に問いかけていけばいいのかもしれませんね。味の乱れは心の乱れ、心の乱れはコメントの乱れ、ですね。
杉山 智紀さん:
参考URL、ありがとうございます!
よかったら杉山さんもCivil Commentsのコメントシステムを試してみてください。下記のニュースサイトで導入されています。シンプルで使いやすかったです〜
http://www.wweek.com/homepage/良い記事ですね。
NPでは登録ユーザー数やアクティブユーザー数に対してコメントをしている人はごくごく少数であり、コメントへのハードルはそもそもなぜか高い。(like付かなかったら悲しいから?)
その中でgoodでもcivilでもないコメントを繰り返すお決まりの方々がいらっしゃって延々とそれを繰り返してる。運営批判してる人もしつこい。
コトではなくヒトに向かうとそういうことが起こりがち。
NPの初期からの良い設計としてメンションや返信ができない点がある。これもまた炎上を防ぐ役割を担ってきていたが、ヘビーユーザーになると何度もコメントを更新してやりとりしてる人もかなり多い。
コメント更新回数制限とか、コメント前にこうした設問を設けることはそれなりに意味があると思う。(コメントするのがそもそも面倒になるのでコメント数そのものが減る可能性はあるけども) NPでも検討されてるとは思うけど…。
あと、他の人のコメント引き上げはKatoさんがこれまでやってきたことだと思うけど、Katoさんや川端さん以外でももっとやってくれる中の人が多いといいんだけどなあ。バランス感覚とか必要になるのでとても難しいとは思いますが。
あと、FBがなぜdislikeを導入してないのか?はよく考えたいところ。ポジティブなフィードバックのスパイラルを生むにはdislikeは厳しい仕組みだと思う。実名制がさほど効力を持たないことは、ここ数ヶ月の実験で既に明らかだろう。
現状で効果が期待できるのは「有料化」が一番ではなかろうか。実際、有料記事では内容と関係のないネタみたいなコメントは見受けられない。
また、NP編集部ではコメントのキュレーションやコントロールをする気が全くなさそうなので、Civil Commentsのような仕組みは有効かもしれない。