スズキ、燃費データ取得試験で一部法令と異なる数値を使用
ロイター
209Picks
コメント
注目のコメント
「惰行法による実測はすべて行なっていた」と会見で繰り返しています。風などの影響を考慮して異なる数値を使用したと。ルール破りはもちろん責められるべきですが、スズキの言う通り「コースや天候によってデータに大きなばらつきが出る」のであればそもそも各社を同じ土俵で比べられないわけで、国の基準がこのままでいいのか検証しなければなりません。
会社プレスリリースでのキーポイントは下記だろう。とはいえ、定められた規定が執行されていないというのは、そもそも既定の意味をなしていないので、心証としてはとても残念。あとは、下記ベースでエコカー減税などの措置がこの計測法でなければ取れなかった状況とは類推できないので、その観点での損害賠償リスクはなさそうなのは良い。消費者への心証形成はどうだろう?
『今回、既に持っている惰行法による実測データに加えて、惰行法による実測データを追加取得し、全ての申請値と惰行法実測値の関係を改めて検証した結果、全ての申請値が惰行法による実測値の測定誤差の範囲内であることを確認いたしました。
したがいまして、申請した走行抵抗値及びそれにより測定した燃費値については修正の必要はないと考えております。
また、排出ガス性能についても、保安基準に適合しており、問題はないと考えております。』
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2016/0518/index.html国が明確な基準値でテストしてないからこうなる。
燃費による補助戦争のしわ寄せがどんどん表面化してますね。
新しい車をじゃんじゃん生産するのと同じ車を長く大切に乗るのだとどちらがエコかってこと。
でもその長く持つことすら税金を挙げられる世の中。