台湾「ホンハイ」の「シャープ買収」秘話
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ホンハイについて解体屋(金融用語でディストレストアセットファンド)のように伝える記事が多い中、この記事の見方が正解だろうと思う。ホンハイのテリー・ゴーはシャープにおけるカルロス・ゴーンのような存在になるという予測に同意するからだ。それにしても佐々木正さん、まじにスゴイ人です。
テリーゴウ=カルロスゴーンと捕らえる見解。
ロケット佐々木さんがテリーゴウを子供のころから知っているのはびっくり。
説得力ある。
それにしても企業の
「選択と集中」
「コングロマリット、多角化経営」
この2つに正解がないのがシャープの液晶一本戦略の失敗が物語る。
自社の選択と集中コアポイントを
①商品、人材、技術、マーケティング
②開拓者、二番手戦術
など何に置くかを明確化させ、
105%先の時代が押し上げてくれる技術に先行投資し、タイミングを見極め攻めきり
シナジー効果が高い分野にコングロマリット化
していかなきゃならないと改めて気づかされた。
シャープの場合
麻雀で例えると
メンゼンホンイツ、チンイツばかり上がり続けてそれで2局くらい大勝ちできたので調子に乗ってやり続けて、
手が読めた他の雀士がタンヤオ、平和、役なしリーチの早がりで点を削られ
3局目に足元くじかれペースを乱されドツボにはまり
4局目には逆転を狙い
四暗刻役満を張るが、勝負に焦りができ、
逆に国士無双に振り込む羽目になり、
5局目には逆転できない差がつき
どうしようもなくなり大幅な箱マイナスで大負けしてた感じに近いかな。
以下文
「驕った考えだった」
ただ、今のシャープは佐々木がいた頃のシャープではない。佐々木がシャープの顧問を辞めたのは1989年。その後、シャープは液晶テレビの「アクオス」で大ヒットを飛ばし、世界最強の液晶パネルメーカーにのし上がった。だが、その瞬間から「成功のジレンマ」が始まる。
液晶一筋で「プリンス」と呼ばれ、40代後半の若さで社長になった片山は「液晶の次も液晶」と語り、巨額投資にのめり込んだ。佐々木は液晶1本足の経営に危機感を覚え、知人を介して片山に「液晶以外の技術開発にも取り組め」とアドバイスしようとしたが、片山は「忙しい」と言って、その知人に会うことすらしなかった。人の縁というのは、本当にどう交差するのか分からないもの。父親のつながり、元々の憧れ、前回の出資交渉のなかでの裏切られたという思い。それに加えて、公の場で出すべき表情・コメントと、ビジネスを執行するために非情となるべき点などもあろう。
それらを合成して、テリー・ゴウのなかで現在どういう感情を持ち合わせているのかは、外部からはうかがい知ることはできないが、歴史を知ることができる記事でもある。
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