自動化専門家が断言「移民よりまずはロボット」
日経ビジネスオンライン
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先日早稲田ビジネススクールのラウンドテーブルにて、数人の企業経営者の方々とイノベーションについて議論する機会があった。その中のお一人にロボットホテルを開業されたハウステンボスの澤田氏もいらっしゃった。世界の先進国の中でも労働生産性が極めて低い日本。私も世界のネスレグループで最も早くロボット化を進めているが、日本を代表する起業家の澤田氏は、ロボット化の時代を想定されて今年7月にはハウステンボスでロボット博覧会を予定されているという。私は計画的移民政策は支持する立場だが、将来の労働人口減少問題は労働集約型の産業に集中すると考えている。逆にホワイトカラーでは人余りが顕著になるだろうし、もう既になっている。
建設現場作業員、介護士、保育士、長距離ドライバーなど、まだまだこの先20年で完全にロボット化するのは難しい。おそらく、AIとインターネットでホワイトカラーの生産性が著しく改善される。むしろ、教育システムを大改革して、総合大学よりも専門大学を新設して大卒並みの給料を支払い、政府は労働集約型産業の最低賃金を法制化して定め過当競争における価格下落に歯止めをかける。企業はコストアップにより価格を上げざるを得ないからデフレが解消される。古いモデルや既得権益を守る規制の緩和ば絶対必要だが、構造改革を推進する為の新たな規制なら大歓迎だ。