【チョン・ヤンヒョン】LINEの父に伝えた、日本市場「3つの秘訣」

2016/5/9
日本人の心の琴線に触れるには、どうしたらよいのか──。
LINEの誕生から10年以上さかのぼる2000年代初頭、韓国ネイバーが日本市場を目指して最初に送り込んだのが、韓国で人気を博していたオンラインPCゲーム「ハンゲーム」だった。
IT企業の集まる東京・渋谷がビットバレーと呼ばれていたこの時代、道玄坂にあった家賃4万5000円のマンションをオフィスにして、その旗振り役を務めたのがハンゲームジャパン代表(当時)のチョン・ヤンヒョン氏だ。
苦戦する検索事業に対して、チョン氏が率いたゲーム事業は日本市場で大きく花開き、LINEがリリースされるまでネイバーの大事な日本市場への足がかりとなった。
現在は独立してモバイルゲーム企業ココネを経営するチョン氏は、まさにネイバーの日本上陸を見てきた「生き証人」だ。日本進出を成功させた秘訣と、“LINEの父”ことシン・ジュンホ氏の人柄について聞いた。