米ゴープロの売上高50%減 16年1~3月
コメント
注目のコメント
驚きの落ち幅。アーリーアダプターのキャズムを超えられなかったのか。。モノ作り企業の全てが当たる壁ですね。
3点ありそうだなぁとしたら、
1.ターゲット市場が意外と小さい
カメラ市場からも転換しきれていない。ITリテラシーが高くない層にとって、実はスマホとつなぐことや、パソコンにデータを転送することはとてつもなく難しく、恐ろしく面倒臭い行為。
2.プロダクトが(逆に)良すぎて長寿命化してるから、1台買うと3年近くは新しいものはいらない。
3.模倣品や競合製品も追いついてきて、1のさらなる重荷になっている。
新しいプロダクトを作り続けないと難しく、とても大変ですね。。ニッチ市場を一気にとると、そのあとの反動が大きい…本当に「ジワジワ」成長できる方が、企業としては色々マネージしやすい。一方で、伸びるチャンスがある時にスピード感もって動かなければ、競争に負けるだけになりがちなのも事実。ちなみに時価総額は現在約15億ドル、カシオは5000億円。ブランドを買うという観点で、カシオとかが買うと結構面白いのではと思うのだが…あと、時価総額調べて驚異的だったのが、ニコンが6000億円ほどに下落していたこと。ソニーが買収したりすると、これはこれで興味深い…
かつてのガーミンを見ているかのようだ。
みなさんお分かりかと思うが、アクションカム市場はそれほど大きくない。ビデオカメラとデジカメとスマホも使い方によっては充分、ライバルになりうる。ビデオカメラもデジカメもスマホに駆逐され、市場はかなり小さくなった。GoProは機能を絞りに絞って市場にアプローチして成功したが、やはり用途が限定されており、ユーザーもマーケットも育たなかったということか。ガーミンはPND市場が死んだ後も、頑張って転地してウェアラブルに取り組んでいるが、それと同じようにGoProもアクションカム以外に転地をしなくてはならないのかもしれない。