みんな「炎上」という言葉を軽く使いすぎている

2016/4/29

暴言が500も押し寄せてこそ、炎上だ

亀山　津田さんたちのメディアでは、炎上することもあるの？

津田　僕のツイッターは日常的に炎上していますけど（笑）、自分のつくったメディアではあまり炎上しないですね。

僕は雑誌で仕事をしていた経験が長いので、オーソドックスな記事づくりをしていますから、あまり煽りタイトルをつけない。

ただ最近思うのは、「炎上」という言葉が軽く使われすぎていることです。ツイッターで意見を発表して、3つや4つ否定的な意見が来たくらいで、「炎上した！」と騒ぐ人が多すぎる。

そういう人に対して僕は、「炎上っていうのはな、1時間くらいスマホを見ない間にツイッターの未読コメントが500くらいたまって、それを開くとほぼすべてが暴言で埋め尽くされてる。こういうのを炎上っていうんだ」と言いたくなりますね。

コメント

注目のコメント

• 亀山 敬司

  DMM.com 取り仕切り役　会長

  ・2016年04月29日

  オレは自分が思ってもいないことは書けないが、思ってることを書かないのはヘッチャラ。
  だから、会社の広報や家族にコメントの過激さを注意されたら、「ごめんなさい」とすぐに書き換えちゃう。
  コメントが途中で変わってたり消えたりしてたら、「コイツひよったな」と思ってください。
• 牧野 泰才

  東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

  ・2016年04月29日

  以前、甘利大臣の記事で、大臣を擁護するようなコメントがNPで出てきてましたが、あの手のコメントは、思っている人はいたとしても大手メディアのコメンテーターからは絶対に出てこないんだろうなぁと感じていました。そのような意見に対して多くのLikeがつくことに疑義を呈する方もいましたが、ある特定の主張一辺倒の大手メディアとか、それ以外の考え方は間違いだというような社会の風潮と比べたら、そちらの方が健全な状態なんじゃないかと感じています。
  
  それにしても亀っちの部屋、面白いですね。もう少し頻度上げてもらいたいところ。
• 朝倉 祐介

  アニマルスピリッツ 代表パートナー

  ・2016年04月29日

  人が何かの話題に触れる時、何を語ったかよりも、何を語っていないかの方がより多くを語っているように感じることが、たまにあります。
  心の中で思っていても、わざわざ表立って言わないことなんていくらでもあるでしょう。わざわざリスクをとってまで発信するメリットが何もないのですから。「表立って言わないこと」を飲みながら話せるかどうかが、友人と知り合いを線引きするものなのかな〜と思っています。