ソフトバンクはなぜあえて電力会社と組むのか?
2016/04/22, NewsPicks編集部
参入各社の自由化戦略分析
ソフトバンクはなぜあえて電力会社と組むのか?
2016/4/22
電力小売りの自由化に参入した各社は、どのような戦いを繰り広げていくのか。
“一人勝ち”のガス会社
「東京ガスの一人勝ちじゃないか」
4月1日に始まった電力小売りの全面自由化。周辺取材をしていると、決まって話題になるのが、ガス会社の強さだ。
特に、全面自由化で開放される8兆円市場のうち約3分の1を占める東京電力管内のエリアでは、東京ガスが4月5日までに24万2000件の電気切り替えの申し込みを獲得するなど、数万件レベルの他社と比べて、一つ抜き出ている。
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コメント
注目のコメント
「災害が来ると、戦闘モードにスイッチが入るんです」
かつて、東電の送配電部門の方が語ってくれました。台風の時も、大嵐の中、外に出て復旧のため電柱に上るのが彼らのDNAです。
熊本地震の対応もそうでしたが、インフラ企業に染み付いた非常時の使命感はやはりすごいものがあります。
ただ、一方で、総括原価方式(設備投資などに一定の利潤を加えた額を電気料金にできる)のため、インフラが行き渡って需要が縮小する時代でもコスト意識が低く、過剰な投資が指摘されてきました。
自由化では、総括原価は撤廃され、電力会社にコスト感覚を迫りつつ、多様なサービスから何を選ぶのか。それは、電力の未来にも影響する消費者の選択になります。「利益は一円もいらない」と孫さんが、5年前の僕とのトコトン議論の際に宣言していたのは、どうなったのだろうか?
http://blogos.com/article/23754/本年の新卒学生向けのインターンのお題は「○◯株式会社は電力小売事業に参入すべきか」というもの。○○をどこにするのかはいろいろ迷いました。迷うくらい、顧客を、持っていればどの会社にも可能性はある事業ではあります
特に契約型、LTV(life time value)型の商材であればセット化による解約率の低下が見込めますので、LTVを増加させる効果が期待できますので、値引き原資にすることができます
電力の原価構造としては値引き余地は限定的ですが、儲かる商材との組み合わせの中で値引きをしていくことはでき、世の中でマスで一番儲かるLTV型商材の携帯電話会社が取り組むのは経済性から見ると合理的と思います
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