戦略コンサルが、 一番恐れる事態とは何か? - 戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法
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かねてより述べてるように、コンサルは究極は主観を述べる職業だと思っているので「事実の裏付けがないと言うべきでない」というのは同意できないし、事実しか述べないコンサルタントは「戦略コンサルタント」ではないし、いずれ滅びるでしょうね。ただ、コンサル会社も大きくなったり、クライアントの中にも足を引っ張ろうという人がいる場合はそうなるのは理解はできます。
後半の経験の浅いジュニアコンサルタントが思い込みで言ってしまうというのは、状況を思い浮かべて冷や汗をかける場面ですね。その場で訂正できれば良いのですが、あとあと問題になった際にしっかり修復できるかはパートナーのクライアントとの関係構築度合いにかかっていますクライアントに提供すべきは、事実に基づく仮説であるべきです。
しかしながら、「仮説を事実によって裏付けること」と「事実から仮説を造ること」は天と地ほどの差があります。もちろん前者が天で後者が地です。
いかに事実発見に時間をかけたところで、全ての事実が見つかるわけではありません。
把握している事実からロジカルシンキングで造られた仮説は、その事実だけで完結できるうちは無敵ですが(自信のないコンサルは、クライアントからのツッコミを全て打ち返せるこの状態を作りたがる)、新たに発見される事実の前には脆くも崩れ去るものです。
また、そのようにファクトを唯一の変数として「論理的」「客観的」に造られた仮説には魂がこもらないことは言うまでもありません。占部さんではないですが「主観」があってこそ魂の入った仮説となり、それがファクトによって裏づけられた時こそ、クライアントにデリバーするに足る仮説となるのです。
「ファクトベース」を「ファクトファインディングから始める」、「ファクトから仮説を構築する」と曲解してる戦略コンサルは、只々、スジが悪いとしかいいようがない、、、というのは、ちょっと言い過ぎですね(笑)
たぶん、「コスト削減プロジェクト」といった戦略変数や範囲が最初から限定されているビジネスコンサル案件であれば、DAY1からひたすらファクトファインディングが、実務的にもっとも有効、、、かもしれません。