己の名を上げろ。伝説をつくれ

2016/4/13

本を売るために必要なこと

佐々木 本を売ることについて、見城さんは作品力と宣伝力の比率はどれくらいだと考えていますか。
見城 僕の40年の経験からすると、ブツが良くなければ、どれほど宣伝やプロモーションをかけても売れない。ただ、「この箇所だけは素晴らしい」というような、どこか極端に良いところがあれば、プロモーション次第で売ることができる。
そこには自信がありますが、箸にも棒にもかからない内容の場合はどんなにプロモーションをしても売れないですよ。結局、プロモーションというのはどの本が売れるかを見極めるということです。
佐々木 なるほど。
見城 売れないものを選び取ったらプロモーションをしても売れない。
佐々木 細かい戦術論ではなく、とにかく何が売れるかを見抜くということですね。
見城 何が売れるか。そして、それに集中してプロモーションできるかできないかということです。

人間関係の大前提は「GNO」

佐々木 多くの出版社がある中で、見城さんほど他メディアとのコラボレーションがうまい人はいないと思います。
見城 実際やれないんだと思います。テレビ局と大々的にコラボしようと思っても誰もできない。
佐々木 なぜ見城さんだけができるのでしょうか。