【猪瀬直樹】国家なき日本。テレビもネットもディズニーランド化
NewsPicks編集部
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滝川クリステルはハーフのイメージでなく竹久夢二の大正美人なんだよ、と説明しても、竹久夢二って誰? っていうようでは困るのだ。東京五輪招致はそこまで考えてやっていた。
“超人間”時代のメディア環境になってもコンテンツがバカだったらしょうがない。日本人に足りないのはリベラルアーツ。生死のリアリティのないディズニーランドのなかで安閑としている。笑わなければいけない、と思い込んでいるのは日本のテレビだけだ。お笑い好きで、年末年始にテレビで放映された番組をどう消化するか悩ましかったです。お笑いはお笑いで高度な知的作品だとも考えられます。ただ、報道は速報性や詳細な点を確認したい時に海外のサイトを見に行くことが多いですね。その時に、「もしこれが日本で起きていたら」「過去はどうなっていたのか」など考えます。NPの記事を拝見していると、そのことを考える機会が多いのですが、テレビだけだと確かにエンタメが多いので、自ら見ようと思わないと機会は少ないかもしれません。
一方で、池上彰さんの解説つきの時事番組は視聴率が良いと伺います。それをきっかけとして深掘りする人が少ないということも含めて、「ディズニーランド化」と称されているのかもしれません。テクノロジーは発達しても「コンテンツはバカなまま」との指摘には納得するとともに、反省させられました。「国家がなくて、社会しかない」との分析もおっしゃるとおり。
単にテクノロジーに適応するだけでは不十分。既存のメディアよりクオリティの高い内容を、公共を担う覚悟をもって、新しいテクノロジーに合った形で発信できた時、メディアが本当に変わるのだと思います。