グーグル:ロボット開発部門の売却模索、買い手候補にトヨタ-関係者
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英語原文を読むと、グーグルとBDの軋轢が長いこと続いてきた様子がわかります。特に、先月公開されて大評判となったヒューマノイド型プラットフォーム、アトラスのビデオが決定的な破局の引き金になったようです。
ロボティクスだけでなく、インダストリアルIoT全体の「ハードウェア本位」なプロダクトに関して、ボストン組とシリコンバレー組の哲学の差は大きいです。この時期にグーグルが買収したロボット各社は、大半がROS/ウィローガレージの流れをくむ「西海岸系人脈」だったのですが、BD一社だけ東海岸で、もともとMIT人脈かつ軍事ロボットの性格を持つので、グーグル社内でも浮いた存在だったようです。
こうして、アンディ・ルービンの遺産が徐々にグーグルから消えていくみたいですね・・グーグルには、すぐには利益のでない技術への長期的投資をする「現代のベル研/PARC」の役割を期待していたのに、むしろそこから離れていっているようです。
売却先がトヨタというのはやめてほしい・・アマゾンもやだなぁ。ロドニー・ブルックスがまとめて面倒みてくれないもんでしょうか?
原文→
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-03-17/google-is-said-to-put-boston-dynamics-robotics-unit-up-for-sale
ビデオ→
https://youtu.be/rVlhMGQgDkY英語原文をもとにした海部さんのコメントがとても参考になる。
「市場性のある製品を今後数年に生産する可能性は低い」と判断されたとのことだが、ロボットにどのような用途を考えているかの方向性の違いが両社の間にあったのではないだろうか。
GoogleにはBoston Dynamics以外にもロボット開発を行っているチームはある。ロボット開発から撤退するわけではなさそうなので、Boston Dynamicsとの方向性の違いだろう。
英語原文をまず読んでみよう。