中国 「白タク」のネット配車を容認へ
NHKニュース
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需要が圧倒的に多い中国ではタクシーの台数が足りずに、既に「白タク」が実質的に多いですから、どちらかというと現状の追認でしょうか。
地下鉄やバスが日本ほど網羅性のない中、政策的にタクシー運賃が安く抑えられているのは現在のアジア諸国や1970年台までの日本と同じで、タクシーが都市交通に占めるシェアが高いのです。
その状況下で、北京ではタクシーの実車率(走行距離に占めるお客様お乗せしているシェア)が70%台と極めて高く、しかも80%越えないと台数を増やせないという規制があり、兎に角タクシーが捕まりません。
ちなみにバブル期の1980年台後半、つまり日本の歴代最高の実車率は57〜58%でして、それでも金曜夜には1万円札をヒラヒラさせないとタクシーが捕まらない、タクシー捕まらないから三次会行くか、といった具合に相当なる「捕まらない感」が出てしまいます。
ちなみに東京のタクシーの実車率は現在43%。お恥ずかしながらタクシー業界の企業努力が足りずタクシーが余っている状況です。
と言う訳で、少なくとも中国と日本では需要と供給のバランスは正反対、という事はお伝えしたいと思います。インターネット経済は、中国が世界に創造性を誇れる虎の子産業。またサービス業は、今後のGDPを維持するための超重要産業。ここでよけいな規制をして成長の芽を摘み取りたくない。
「シェアリングエコノミー」ってかっこいい言い方をしているけど、要するに中国では、公的資源を一部の層が独占して利用効率が悪いので、こういう動きが必要になってきたということ。
だから、中国政府が寛容で日本政府が保守的だと決め付けるのはちょっと短絡的。