【山崎元】「数字は人格」ノルマ證券、「体育会」楽天、「鬼」電通

2016/3/12

ワタミ、野村證券、楽天……。前回は、東大、京大を含む旧帝大および早慶大生の周囲で「評判の悪い企業」ランキングを発表した。そこで、この顔ぶれを見て思うところについて、経済評論家の山崎元氏にコメントをお願いしたところ、急きょ、分析記事を寄稿してくれた。ここにその全文を掲載する。

「数字は人格である」

「評判の悪い企業」も調べて、発表するのですか。さすがNewsPicks！　読者のためとはいえ、いい度胸です。

もちろん、興味深いデータです。筆者も知りたい。さて、どのような傾向が見られるのでしょうか。

コメント

注目のコメント

• 楠木 建

  一橋大学 教授

  ・2016年03月12日

  もう全面的に賛成。ブラックｰホワイトの対比はその人の好みによる。ガンガンやりたい人にとっては生ぬるいホワイト企業は生き地獄に等しい。電通、オープンハウス、ファストリテイリング、それぞれに素晴らしい会社です。全員に好かれる必要はない。誰かに愛されるということは誰かに嫌われるということ。
• 朝倉 祐介

  アニマルスピリッツ 代表パートナー

  ・2016年03月12日

  自分の会社が買収されてサラリーマンになり、新鮮に感じたのが月末になるといつの間にか給与が振り込まれているということです。
  勤め人である以上は当たり前の話ですが、お金は稼いでくるものであり、給料日というのは会社のキャッシュが溶ける日という感覚でいた身からすると、努力や成果に関係なく月末になったらいつの間にか口座残高が増えているというのは随分と不思議な感覚でしたし、「それを当たり前と感じるようになったらまずいね」と、友人とはよく話していました。
  結局は個人の嗜好次第ですが、"「生ぬるいホワイト企業」は人を成長させません"という指摘はその通りだなと感じます。
  別に万人が「成長」だなんて暑苦しい言葉を信奉する必要はありませんし、また「意識低く」生きることが良くないとも思いませんが。
• 佐藤 留美

  NewsPicks編集長

  ・2016年03月12日

  【東大・早慶の就活特集　番外編】昨日配信した「評判の悪い企業ランキング」https://newspicks.com/news/1440827?ref=picked-news_9306
  を受けて、経済評論家の山崎元さんが緊急寄稿して下さいました。
  その顔ぶれについて、山崎さん流に分析。山崎さんはランクインした野村證券、および楽天の関連会社に勤務経験がある（楽天証券には今も在籍なさっています…）だけに、インサイダーからの視点を披露してくださいます。
  抜群に面白いので、就活生のみならず、みなさまに御読み頂けましたら嬉しい限りです。