【入山×田中(3)】メガネ型端末は90年代の発想。進化するには
2016/03/02, NewsPicks編集部
イノベーターズ・トーク Part 3
【入山×田中(3)】メガネ型端末は90年代の発想。進化するには
2016/3/2
ウエアラブルデバイスの中でも「JINS MEME」が分類されるスマートグラスは、さまざまな企業が開発スピードを競っている。だが、メガネ型のツールは決して目新しいものではなく、1990年代にはすでにほぼ同等のものが考えられていた、と田中氏。本質的な機能は「20年前の発想から脱していない」とも。では、「JINS MEME」はどうだろう。ほかのウエアラブルデバイスと何が違うのか。「MEMEはスーパーイノベーションになる可能性を秘めている」と話す入山氏は、この点をずばり喝破する。
メガネをマーケティングツールに
入山:「JINS MEME」はアイボール(眼球)の動きをキャッチすることができるわけですよね? これはマーケティングにも生かせる特性ではないかと思うんです。
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コメント
注目のコメント
眼球の動きをキャッチできるというのはすごいですよね。入山先生がおっしゃるようにマーケティングにも応用できると思います。私がちょっと思ったのは、こうした映画やテーマパークなどでも応用できそうだということ。3D映画やアトラクションのように、観客全員にメガネをかけてもらいやすいシーンでは、一人ひとりの眼球運動を記録して、そのデータをコンテンツづくりに活かすことが比較的容易にできそう。
この対談で印象に残ったのは「当社のアドバンテージは、やはりメガネ屋であること」という田中社長のお言葉。視力が悪くない人にもメガネをかけさせるというイノベーションを起こしても、自社の原点を決して忘れず、要所でその強みを確認しているところに改めて敬意を抱きました。
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