クラウドワークスで月収20万超え、わずか111名。働き方革命の未来はどこにある?
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注目のコメント
もちろん活用職種はまだまだ広がることで高単価化するでしょうし、まだまだ副業利用が多いという側面はあるでしょうが、シェアリングエコノミーとは要はダンピングの仕組みである、という一面を表しているということと理解しています。
「副業で隙間時間にもできる」というのは、「片手間だから多少単価が低くてもやらないよりマシ」という労働力を市場化させることであり、世の中の給与支払い額の総量を減らす動きになります。もちろんその削減額を原資に企業が更にコストを使えば違いますが、あまり起きにくいシナリオですね。
また、何度も書いてますが個人事業主化の流れはある意味では、従来企業が負担してきた社会保障コストの中抜きという事なので、その意味もあわせて労働分配率を減らす動きと言えます
とはいえ、クラウドソーシング事業者を悪者にするのは間違いで、望むと望まざるとそうなるのだから、そのビジネスチャンスをとったビジネスセンスは評価されるべきと思います。記事によれば、そこ(事業の収益性)にも疑問が付いてるということのようですが先日「なぜクラウドソーシングは働き方を変えないのか?」という記事を書きました。
https://goo.gl/fBfZ4o
そこでも書いたが、要するに「クラウドソーシング」という名の通り、アウトソーシング(BPO)の文脈から生まれたビジネスモデルなので、コストダウンできてナンボなのです。
だからダメだ!いうつもりはありません。BPOという観点でいえば素晴らしいモデルですよね。圧倒的なコストダウンを実現できるので。でも、構造的にワーカーは「稼げない」んです。ロングテールのしっぽを伸ばすモデルであって、しっぽを太くするモデルではない。
稼げるようにならなければ、働き方は変わらない。だから、クラウドソーシングでは働き方を変えることはできないのです。