【藤沢×小暮(2)】NPOと企業はどうすればうまく付き合えるか
2016/02/23, NewsPicks編集部
イノベーターズ・トーク Part 2
【藤沢×小暮(2)】NPOと企業はどうすればうまく付き合えるか
2016/2/23
「寄付」「社会貢献」というと、どこか自己犠牲的な印象を持つ人もいるのではないだろうか。しかし近年では、こうしたイメージを覆すような動きが目を引く。東北の復興支援の現場で、社会貢献と事業採算性を見事に両立させた取り組みとして、藤沢氏はある企業の例を紹介する。
一方、これまでに多くの企業と協働してきた小暮氏は、NPOと組む際の大企業の姿勢に「もっとお互いの強みを生かしたタッグを組めるといい」と期待を寄せる。なぜそう思うのだろうか? 小暮氏はその理由を、NPOを立ち上げて間もない頃に味わったほろ苦い経験とともに語るのだった──。
社会貢献しつつ採算も取る
小暮:東北の復興支援の現場で、大企業がうまく地元に根づいた成功例はありますか?
藤沢:ヤマト運輸が中山間地域等のバス会社と最近始めた「ヒトものバス」が素晴らしいです。その名の通り、「人とモノを乗せるバス」というサービスです。ドライバー不足に直面している宅配業界と、乗車率低迷に悩む地域のバス会社が組んだ面白い取り組み。
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コメント
注目のコメント
小暮さんとの対談の第2回です。企業・NPO・地域がつながる可能性と、その逆の難しさについて語り合いました。
三つをつなげる仕事を進める立場として感じるのは、まずもって、NPOの努力が必要ということです。企業に対しての企画提案力、地域に対しての理解力をみがいて、小暮さんがいうように「プロ」と認められる非営利組織がもっと増える必要があります。手前味噌ですが、僕が理事を務めるNPO法人ファザーリングジャパンは「日本で最も企業との付き合い方がうまいNPO」の一つだと思う。
収益源のほとんどが法人から。「イクメン・イクボスを増やしたい」「女性活躍を進めたい」などのオファーが毎日ひっきりなしに届きます。
その実は、
・代表理事→元楽天の部長
・理事→三井物産の子会社社長、現役コンサルタント、社労士、税理士、会計士、弁護士等など、ビジネスの最前線での経験があるので、ビジネス化がとても上手いんですよね。中にいながらにして「すごいNPOだ」と日々思ってます。
http://fathering.jp/もっと「中小企業」とNPOの連携事例を取り上げていきましょう!
メディアに取り上げられるCSR事例となると大企業がほとんどなので・・
事業規模、資金がなくてもNPOと協業している事例を掘り下げれば、「NPOと企業はどうすればうまく付き合えるか」のヒントが見えてくるはず。
こちらのサイトに中小企業でCSRに力を入れているニッチ企業が整理されています↓
http://www.csr-com.jp/introduce/
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