【藤沢×小暮(1)】社会貢献は今や企業の「経営課題」
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藤沢烈です。第一回では、2000年代に「CSR」が国内でひろがり、2010年代に震災を契機に「本業を通じた社会貢献」がいかに広がったかを話しています。政府の財政はますます厳しくなり、NPOの力もまだまだ不足している中、企業による地域と社会貢献へのポテンシャルは極めて高いと考えています。
こういう話になると、「どんな会社も社会貢献している」っていう話があがったりしますが、
自社のできることでどう社会に貢献していく、を考えることってドラッカーでいう事業規定そのものであって、事業規定があるかないかで社会に対して生み出す付加価値(=利益)も違ってくる。
こういった企業やNPOによりよい人材が集まれば社会は更に善くなっていく。日本でも「社会貢献」に対する印象がここ数年で大きく変わりましたよね。藤沢さんが解説されているとおり、エンロン事件等をきっかけに2000年代には世界的にCSR活動が本格化していきましたが、日本で社会貢献が市民権を得た最大のきっかけはなんといっても3.11。震災前後のことをいま振り返っても、人々の意識(そして自分自身の意識も)が変わった転換点だったなと思います。
それにしても、最近の若者たちはごく当たり前のことのように社会貢献に取り組んでいますよね。小暮さんがおっしゃっているように、学生時代にボランティアやインターンをやっていた子が社会人となり、社内で提案することで企業が社会貢献に乗り出すという変化があちこちで生まれているようです。