【佐渡島庸平】名編集者が惚れ込んだ「完璧な小説」

2016/2/12
10人目は、コルク代表の佐渡島庸平氏。「編集者兼経営者」という、まさに本企画にうってつけの立場にいる佐渡島氏が、豊かな発想の源泉となる読書遍歴を披露する。

死を意識した南アフリカ時代

編集者になる前も、なってからも、なんでも手当たり次第に読むわけではなく、この人を深掘りしたいと思ったら、樹形図をさかのぼるように読むタイプでした。
南アフリカで暮らしていた中学時代、僕が一番深掘りしたのは遠藤周作です。