全員「テクノロジスト」時代が到来する
NewsPicks編集部
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故アイルトン・セナの89年のF1グランプリにおける走行を音や光で再現し、カンヌライオンズ2014では7部門で15個の賞を受賞した菅野氏。ご自身のようなデータを駆使するクリエーティブ・ディレクターは「あまりに普通の存在になって、明らかに必要な人として確立されるだけで、そういう人がいることが特別なことではなくなると思います」とおっしゃいます。
メディアの世界でも同じように、いかにデータを使いこなせるかが一つの勝負所になっていますが、どの業界でも同じ現象が起きるのでしょうか? 菅野氏に聞きました。デジタル専業でやってると当たり前だけど、デジタル◯◯部って部署や、デジタル◯◯ナーみたいな職種はない。みんなデジタル◯◯ナーだからww
電通がデジタル◯◯部みたいな名前がなくなる時代になって、どの部署も当たり前のようにデジタルを扱う時代にそろそろなってきてる。メディアが伝える産業や企業のニュースは、広く株式投資でもやってない限り、ほとんどの人はその事象と直接の関係はない。だから人々はニュースを見ながら、その事象に固有の情報や分析だけを求めているのではなく、記事でいうその事象の先、にある本質的なことであって、自分の経済活動にも活かせる抽象化された情報を求めている。だからメディアは、単にその事象固有の情報を分析して伝えるだけでなく、その奥にある本質を捉えて抽象化し、「この事象にはこういう本質が隠れていて、一般的にはこういうことが言える」という伝え方をしていくことが求められている。