T. Rowe Marks Down Dropbox Stake 51%
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注目のコメント
2015年11月に、すでにFidelityとBlackRockがDropboxに関しては、15%以上下げた(①)。それがさらに引き下がったということ。①や②などで書いたが、「ユニコーンバブル」は、資金規模や性質が違う投信の資金が、非上場市場に入ってきた、非上場市場の過剰流動性が、一層規模を大きくしたと自分は思っている(コメント検索すると、昨年6月にはそうコメントしていた)。コップにバケツで水を注ぐようなもの。
投資している投信があるという現状と、非上場であるという点に鑑みて、今後気になるのは投信開示で用いられる金額。Dropboxは最近ファイナンシングしたわけではないと思うので、オフィシャルな評価額が変わったわけではないが、このように引き下がっている。複数の投信が投資している非上場企業に関して、それらで用いられる評価額は一貫しているのだろうか?一貫しててもしてなくても、どちらも色々な不都合が出てきそう…
①https://newspicks.com/news/1267018?ref=user_100438
②https://newspicks.com/news/1254643?ref=user_100438「Stay Private Longer」のお終い。
日本にはどうして1000億円、1兆円規模の未上場企業がないのか、とか、まるでそれが日本が劣っており米国等が勝っているかのように論じている人が多かったのですよ、昨年までは。しかしこれはどうですか。
上場してなくても「株価は下がる」「それが公知となる」のですよ!
上場せずにずっと未上場でひっぱり、金融系投資家から大規模な調達を繰り返しValuationがひたすら切りあがっていく現象、ないしは態度、戦略を、「Stay Private Longer」等と呼んでおりましたが。
株価の乱高下から逃れられるのは投資家としても起業家として大きなメリットだと感じてましたよね。
しかしそれは幻想でしたねと。
大手金融投資家が入ってくると、彼らはこうやって開示するわけですね。
であれば「プロ資本市場」に上場しているのと同じですよねと。
前から言っている、上場と未上場の境目が曖昧になっている、という現象はこのような形で発露するわけだ。
ストックオプション価値を重視しすぎているような米国の社員がどう行動するか。
早速、年始のFred Wilsonの予言のとおりになってきました。