市場規模は10年で70倍。米国で急成長する「ロボアドバイザー」

2016/1/22
フィンテック先進国・アメリカでは、アルゴリズムによって個人ごとに適切なポートフォリオを提案する「ロボアドバイザー」というサービスが流行している。在米フィナンシャルプランナーの下中英恵氏が、同サービスの現状と課題をリポートする。
現在、世界的に金融業界で注目を集めている「ロボアドバイザー」。
ロボアドバイザーとは、投資家のライフステージや運用目的などに合わせて最適化したポートフォリオを自動で提供してくれるサービスのこと。金融機関の営業員やファイナンシャルプランナー(FP)に依頼する場合と比べると、手数料を4分の1程度まで抑えることができる。
もともとアメリカでスタートし、昨今世界中で投資が集まる、フィンテック市場の中でも最も熱い分野の一つだ。今回は、アメリカにおけるロボアドバイザーの現状を見てみるとともに、今後、このロボアドバイザーが日本を含む私たちの生活をどのように変えていくのか考えてみたい。