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熱力学の第一法則では、宇宙のエネルギーの総量は不変。しかし、熱力学の第二法則では、有効エネルギーは無効エネルギーに一方向にシフトすることで、エントロピーは増大する。

人間の営みは、有効エネルギーをある社会インフラ(コミュニケーション、エネルギー、輸送)を通じて、サービス提供・消費する結果、無効エネルギー化している。つまり、エントロピー増大を如何に効率的に、行っていくか?が人類社会を長らえるポイントということだ。これが、CO2抑制の議論の根っこにある。

我々が生かしている現在の社会インフラは、第二次産業革命のものであり、かつそれは利益主義に基づくものだった。しかも、この社会インフラ(中央集権型サービス提供)の効率性向上には陰りが見えてきており、かつ無料化の動きが進む中では、中央集権型サービスの投資回収がままならない状態になっている。こう考えると、資本主義の延長には、利益志向/貨幣経済の指標であるGDP成長は最早見込めない。

しかし、では人々は貨幣という対価を今まで通りに受け取らなくても、他人に自らの価値を共有する営みをしないのか?というと、自己承認欲求や社会的貢献という価値観から、益々価値創造は膨らんでいる。この一つの現れとして、シェアエコノミーが生まれていると考えられる。言い換えれば、貨幣経済の指標であるGDPだけではなく、人々の豊かさは増え続けることが出来る。

では、非貨幣経済を支える新しい社会インフラ(コミュニケーション、エネルギー、輸送)は何か?クラウド、3Dプリンティング、P2P、ブロックチェーン、プロシューマーなどが出てくることで、限界費用がかなりゼロに近づくモデルが主軸になり、誰かが中央集権的に初期投資を行い、サービス提供で投資回収をするモデルが消えていくのではないか?

そうなると、利益を主眼においた交換経済という資本主義から、承認・貢献を主眼においた協働型コモンズにシフトするというのが、リフキンの主張。
著書で約3章に渡って紹介されている、「3つの新技術」(エネルギー、コミュニケーション、物流)が組み合わさってパラダイムシフトが起きる、という洞察が非常に興味深いです。
明日は、再生エネルギーとインターネット、IoTによって新たなパラダイムシフトが起きつつある、とのリフキン氏の主張をより詳しく聞いていきます。

追記:水野さま
「なぜIoTなのか」は中編(明日公開)にて言及されているので、ぜひご一読を!
なんとたった14%。。。おそろしいソロー残差。
「ソローはこれまで経済成長の決定要因とされてきた労働と資本が経済成長の14%しか説明していない」
第二次産業革命の時代が終わりつつあり、エネルギーインフラが脆弱すぎる、のは日本人なら肌でみんな理解しているように感じる。移民だ、少子化だ、金融政策だ、といっても全く筋違いに感じる。
で、何?というのが知りたい。。。
全然関係ないですが、物理の基本知識は物を考える基本となるので、非常に重要ですね。
近年、イーロン・マスクのような起業家やJ.リフキンのような経済学者含め、きっちりここを抑えている人が活躍している印象があります。
>非効率で時代遅れの第2次産業革命のインフラを使い続けている限り、効率性の総計20パーセントの壁を打ち破り、生産性を向上させることは不可能です。


故石田退三氏の、「金ができたら設備の方へ回せ。人間で能率を上げてはいかん。機械で能率を上げよ。」の言葉を思い出しました。

既存のプラットフォームを当たり前のものだと考えてはいけませんね。
(保存用Pick)さらっと読もうとしたら、思った以上に内容が面白かった。
あとで、じっくり読む。
「限界費用ゼロ社会」の中でも、最初の方は、これまでの時代の流れを丁寧に追っています。ニュートン力学をアナロジーにこの章が、限界費用ゼロの話よりも、かなり面白い。
そして、その話が頭に入ると、この後のIoTなどのいまの話が何倍も面白く聞こえます。
《テクノロジー》こんな思想がインダストリー4.0の裏にあったとは! 単なる霞ではなさそう。明日以降の記事にも期待。^_^
洞察のあまりの深さに目が覚めました…。そして、柴沼さんのコメントでさらに理解が深まりました。ありがとうございます。
この連載について
政治、経済、安全保障、文化など、さまざまなファクターが絡まりながら進展していく国際情勢。日々、洪水のように流れる情報を追うだけでは、世界の真の姿を捉えることはできない。そこで本連載では、欧米・アジアの歴史学者、経済学者、政治学者が、専門的かつ鳥瞰(ちょうかん)的な観点から、世界のメガトレンドを分析し、国際情勢を読み解く視座を提供する。