この連載について
現在、第一線で活躍する若手経営者たち。彼らはこれまでの人生でどのような書籍を読み、それをどう仕事に生かしてきたのか。本連載では、個性豊かな10人の経営者が登場。古典から最新ビジネス書、文学から理工書まで、幅広いジャンルの「座右の書」を紹介するとともに、その本にまつわるエピソードや、私流の「本の読み方」を披露する。
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佐々木さん、山崎さん、是非宜しくお願いします!
本人です。
なんかこの記事だけ読むと凄く高尚で真面目な人間に見えて嬉しいのですが笑、ちょうど昨日一昨日は現場社員との熱海合宿でセーラー服を着て歌って踊って来たところです。
あと正確に言うと、ほぼ毎日19:00前にはオフィスワークや会議は切り上げて店舗を回ったり社員と飲みにいくことが多いですね。週3ぐらいは社員と飲んでます。最近は携帯や会社の固定電話に社員からの飲みの誘いの電話が来るようになりました笑 昨夜も酔ったベテラン社員達から携帯に「俺ら頑張ります!やります!」という謎の電話が…
社長になってからのこの二年は昔ほどには本を読まなくなりました。それよりも、事業であったり、経営改革を実行するために社員とコミュニケーションを取るほうが圧倒的に楽しい。そうすることで二年前は末期的な状況であったミスターミニットは見違えるほどに再生し、業績も大きく改善しました。
しかし、会社を段違いに大きく成長させて最高の会社にするには、会社の有り様を根本から変えるようなイノベーションを起こすには、今のままでは全く足りない。そのためには一層事業に没頭し新しいことに挑戦し続けることが基本線なのですが、本を読むことが多少なりともヒントになることがあるのであれば、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
今回取り上げられている『ニッケル・アンド・ダイムド』。社会学者の著者が低賃金とされる仕事(掃除代行業、スーパー、ウェイトレス)に自ら従事してワーキングプアの実態から貧困は環境に影響すると説いています。海外のワーキングプアについてのレポは、『ハードワーク』というイギリスの『ガーディアン』の記者の本も良かったです。
迫さんのように、経営だけではなく社会学、文学など幅広い知見をお持ちでそれを現場に少しでも活かしていこうという経営者の元で働けることは、社員にとってとてもよい環境ではないでしょうか。
迫さんとは、マザーハウス時代に夜中までよく議論しました。それはマザーハウスのビジネスの未来よりも社会の未来。そして、あの議論は最高に楽しかったです。私も元々、迫さんと同じようにビジネスの世界よりも、学者になりたいと思っていましたが、ビジネスが一番効率的な手段であると感じた人間です。そして今もそのアプローチは変わりません。また迫さんとそんな議論をしたいです。
やっぱり好きか!と1人ツッコミ。
サイードの「知識人とは何か」は蓋し必読書。
サイードの知識人論を、ぜひプロピッカーの皆様には意識して頂きたいなぁ(何様
"サイードは、知識人はアマチュアであり続けるべきで、どの共同体にも属してはいけないと述べています。これは社会学の考えと通じるところがあって共感したのですが、何より感銘を受けたのは「知識人は、弱者の側に立つべきである」という主張。"
兄弟の性格が違うのは、弟妹がいるのか、兄姉がいるのかといったように、まさに社会文脈の違いによって、性格が変わっていきます。まさに記事で触れられている構造に起因しているわけです。
この記事は、構造を変える着想方法を身につけられた参考書籍がわかりますし、それが昨今話題の書籍ではないところに興味を覚えますね。