米12月雇用は上振れ29.2万人増、失業率横ばい5% 景気底堅さ示唆
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ヘッドラインの印象ほど強い内容ではない。特に賃金。前年同月比2/3%⇒2.5%に、というが上昇トレンド加速というより、上昇率はレンジ内の動きで横ばい、というべきであろう。労働参加率の低さ、賃金上昇の鈍さ、これらは現代米国社会の構造問題であり、過去の景気循環のパターンを当てはめると読み間違えるリスクが高い。労働市場のパイが縮小する中で失業率だけみて完全雇用と言っても意味はない。テクノロジーの進化で、ひとの仕事が機械に奪われているという説を多くの識者が唱えているが、その信憑性が高いのではないか。結論:賃金は昔みたいに上がらず、インフレも高まらない。
注目のコメント
雇用統計、予想の20万人に対して29.2万人と強い。長期の状況は下記ロイターのグラフィクスが分かりやすい。順調に雇用に関連する統計が賃金も含めて改善しているのが伺える。
雇用統計を受けて、為替は一瞬118.8円台まで飛んだが、今は発表前と比べて約20銭円高水準にまでなっている。ドルユーロも同じようにユーロ安となったが今は発表前とほとんど変わらない。米株はプラスだが、よったところより少し押し戻されて+0.5%あたり。日経平均CME先物は、一瞬1万7800円超えたが、今は1万7670円と、今日の終値よりわずかに安い程度。
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