世界最大級のレドックスフロー電池が稼働、60MWhで再エネの変動に対応
日経テクノロジーオンライン
42Picks
コメント
注目のコメント
レドックスフロー電池は原理的に、文字通り水溶液を循環流動させる体積が必要で、温度が上がると発電効率が下がる為に冷却が必要な為、小型化が難しくエネルギー密度は低い。一方で、燃焼性の物質を使わずサイクル寿命が10000回以上とLiBより一桁高く、寿命と安全性に優れるのがメリット。正にインフラ系大容量で勝負すべき電池。
この実証試験では、風力や太陽光の発電量が少ない場合の電力供給補助だけでなく、秒単位の急峻な出力変動に対応して充放電する事で周波数変動を抑え電力の安定供給を担保する短周期変動対策も含まれる。関連論文読むと100msec単位の充放電速度が、技術的には確立している。実証試験の成果に期待したい。
追記
Watsonさん、LiBの場合、大容量化のリスクコストを考えたら、そんなものでは済まないと思いますよ?
住友電工プレスリリース
http://www.sei.co.jp/company/press/2015/12/prs098.html
関連論文
再生可能エネルギー安定化用 レドックスフロー電池
http://www.sei.co.jp/technology/tr/bn182/pdf/sei10742.pdfレドックスフローというと、昨年年始に、コスト1/10という記事があった。その時の時間軸が、2020年量産品投入ということで、本件がサンプル実験の可能性もある?1キロワット2~3万円とのこと。
https://newspicks.com/news/772805?ref=user_100438