ホリエモン 日本は狂ってる 派遣会社の会長=経済戦略会議の委員
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注目のコメント
日本は狂ってる。ヨーロッパもアメリカも狂ってる。派遣労働過多な日本の特殊な現状に光を当てる事も重要だが、欧米と比較してそのもっと奥底にはどんなバックグラウンドがあるのかという話も同時進行した方が良いだろう。
と言っても、結局「ピケティ本」のおさらいしか僕の頭にはないのだけど。
r > gの法則により資本が固定化すると、世界の金融経済と実体経済に乖離が生まれます。しかし金融経済のキャッシュフローが鈍化することは最終的にはマーケットにある金融資産の評価損を招き、金融危機が訪れます。だから金融経済のキャッシュフローは落とせない。だから実体経済を相対的に金融経済のキャッシュフローに追いつく数字にもって行く、これがインタゲ。物価が上がれば実体経済の数字はある程度相対的に嵩上げされる。
しかし、実体経済というのは物価が全てではない。実体経済を支えるのは資本収益ではなく労働収益なのです。r > g法則により矮小化した労働収益が実体経済を支えられなくなっている。輪をかけて日本もヨーロッパも高齢化が進み労働人口が減る一方で、ますます実体経済が危うくなる。何としても労働収益のパイ全体を「最低限」維持する必要がある。だから労働者を増やす。パイを増やす。国内では高齢化と若年失業率などの理由により調達が難しい。だから移民。ついでに難民も。そうして受け入れた移民や難民は低所得労働に固定化される。昔ながらの国民のご子息はみなさんホワイトカラーになりテロの現場でキャンドルを供える。これが世界で起きてる実態だろう。
翻って日本では別の問題もある。労働市場の流動化不足。この背景には大手労組や自治労をバックとする、いわゆる「労働収益者の特権階級」の保守的な政治的活動も背景としてあるんだろう。だから旧来の労使交渉は固定化して、新たな労働市場に流動化を求める。それが派遣労働。技術の進歩により今は無理だと思われてる仕事も単純労働化すれば、派遣化していくでしょう。日本の未来はそういうロードマップに乗ってます。
経営者が集まる会議で派遣会社の会長が納まるというのは、こうした背景の下に経営者が今何に着目しているかという態度の現れです。こんなことを堀江さんが言うわけがないと思っていたら、やっぱりご本人からでっち上げ記事との指摘。
どこからか発言を引用しながら出典が書いていないこういう記事は、でっち上げか、あるいは善意に解釈してもリテラシーの低い情弱が書いている記事なので、いずれにせよデタラメだと思ったほうがいい。
信用するとバカだと思われます。