VW グループ、ランボルギーニ か ベントレー を売却か
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少なくても、ランボルギーニは購入時点で破格の買値で、莫大な金額と人的資源を投入して健全化したブランド。だが、販売台数約は3200台、うち10気筒モデルが約2200台と、年産7000台クラスのフェラーリと比べると、企業価値が高いとは言い難い。
というのも、スーパースポーツカーのビジネスは、量産車ビジネスとはまったく異なるビジネスモデルだからだ。
フェラーリはその知名度と人気の高さで、"一般的な"12気筒や8気筒の市販車を売るだけでビジネスが成り立っているわけではない。例えば、IPOで得た利ざやで、株主のフィアットが大型投資をできるというストーリーが描けたし、いざとなれば、億の単位の特別限定車を購入する顧客がいるので、ロイヤリティの高い顧客だけで数十億円の現金を調達することが可能だ。
同様に、アストンマーティンも、いざ、大きな現金が必要なら億の単位の特別限定車を購入してくれる顧客がいて、そのおかげで身売りせずに投資を得て、企業の独立性を保てている。先日上場したFerrariが買収する?まぁブランドとか会社のポリシーとはなんだろうかと考えさせられるが、一方でそうであればそもそも上場しないほうが良かった。Fiatとしての全社戦略もあるだろう(そのための資金調達という色合いが強い)から、Ferrariに資金があるからといって買収するというものではない。ただ、この上場の方針に反発して、モンテゼーモロ氏は辞任している。