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パリ・テロ後の世界、日本の対応 まとめと比較 (後編)

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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    記事を執筆した川端です。まとめと比較(後編)となり、連載最後の記事です。Q&Aの後半は、それぞれの論者の独特の見方が前半よりも明確に出たと思います。

    難しいのは日本はG8参加国、世界第3位のGDP大国として、テロ問題にどう対応していくかという課題です。軍を海外に簡単に派遣することができませんし、CIAのような諜報機関も無い。その問題は、末近さんの主張に集約されていると思います。

    また情報収集については、地道に実践してきた高岡さんの意見に納得します。日々の情報収集に対しては注目されること無く、事件があればテレビ出演などで注目をうけますが、それは平時の情報収集があってこその分析です。

    そして、菅原さんの「脅威を知り、テロ・リスク軽減策を身につけて、海外で活動するたくましさが必要」という言葉にも共感します。

    5回の記事、専門的な説明や言い回しも多かったと思います。ただ、国際テロについては、どうしてもそうした知識や分析が必要であり、一般の人々もテロの脅威をできるだけ避けるには、基本的なものでも専門的知識を備える必要があることの裏返しでは無いでしょうか。

    また、質問を広めに設定したのは、3人有識者のこれまでの語り方を考えたとき、フリーな方が独自の視点が出やすく、伝えたいことがでると考えたからです。質問を絞れば絞るほど、専門家故に、テクニカルな回答となりがちです。大きな視点から語って頂きたいという意図です。

    その回答をきっかけとして、テロという見えない脅威について、読者の皆さんが考えて頂く機会があっても良いのでは無いかと考えました。何らかの団体が渋谷スクランブル交差点や東京駅などでテロを実行するような事態もあり得ない訳ではありません。すでに地下鉄サリン事件を経験しています。

    連載中、それぞれの皆さんがテロに対して、色々お考えになったコメントが寄せられました。頂いたコメントは、今後の問題意識として、再びテロ問題を取りあげるときの参考としたいと思います。

    本来は平時こそ、テロについて考えておかなければいけないのですが、事件が起こらないと注目もされない。それがテロ事件に関する記事や論考、分析です。

    よろしければ、今一度、3論者の論考を読み返してみて下さい。新しい気付きがあるかと思います。

    最後までお付き合い頂きありがとうございました。


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    国際政治アナリスト 危機管理コンサルタント

    今回このような企画に参加させていただき感謝いたします。末近先生や高岡先生のご見解を伺うことが出来、私自身大変勉強になりました。川端さんからのご説明にもある通り、シンプルな質問に対して500字で回答せよという制約された条件のため、それぞれの先生方がエッセンスとお考えの部分をお書きになられており、そのため個人の専門性や経験を踏まえて異なる視点が提供されたのだと思います。素晴らしい企画だったと思います。
     私自身は、2003年のイラク戦争後のイラクでセキュリティの仕事に携わり、毎年イラクを訪れて現地の治安情勢をウォッチする中で、フセイン政権の残党たちが反乱をはじめ、米軍と泥沼の戦いを展開し、AQI(アルカイダ・イラク)、ISI(イラクのイスラム国)、ISIS(イラクとシリアのイスラム国)と「進化」していく過程をフォローしてきました。それが昨年イスラム国(IS)になったわけですが、彼らはフセイン政権崩壊後、ずっとイラク西部や北部地域を拠点にテロ活動をやっていた人たちです。
     ただ、彼らがISを宣言し、昨年オバマ政権が国際連合を結成して対IS作戦をグローバル化させた直後から、ISもそれに対応するように対米テロをはじめ、海外進出をはじめるようになった、と実感しています。米国が国際包囲網をつくろうとするまでは、極めてイラク・シリアの一部の「ドメスティック」な武装勢力でした。彼らは過去数年間ずっとあのエリアで活動していたのですから。
     それが、国外から多数の戦闘員を受け入れるようになり、また逆に海外に拠点をつくるようになって、脅威の質も脅威の及ぶ範囲も数年前には想像できない深刻なものになってしまいました。
     彼らの行うテロ行為自体には新しい要素はありませんが、あのイラクの砂漠の武装反乱勢力が、これだけ世界に影響力を与えるグループに変貌した事実に驚きを隠せません。
     しかも、その拡散の背景には、イラク・シリア国内の複雑な政治だけでなく、両国をめぐる大国の利害対立、欧州や先進国における格差や移民の待遇の問題、植民地の歴史や宗教問題が複雑に絡まっており、一筋縄にはいかない問題です。
     でも私たちがこうした問題に関心を持ち、どうしてこのような問題が起きているのかを考え、理解することなくして、いかなる解決策も前に進むことはないと思います。


  • 人材育成企業

    今まとめ読みした。素晴らしい連載。こうして一つの問題に対して複数の有識者の意見を聞けるのは貴重だ。
    なおセネガルは穏健・寛容イスラームの国であり「宗教を元に争ったり人を殺すのはナンセンス」という意識が国民に根付いているためテロとは縁の遠い国。少し前だが先日も大統領が以下のように、自爆テロなど防止のために女性のベールを禁止するという話も出ていた。現実に即して柔軟な運用をしているセネガル。

    セネガル、女性全身ベール着用禁止を検討
    http://www.africa-news.jp/smart/detail.php?pid=anXaoUITz4


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