<全国学力テスト>成績トップを独走する秋田県の教育とは?
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これは興味深い。少人数教育との相関は明らかではないが、失礼ながら優秀な人が集まるわけでもない秋田が連続一位になるにはなにか理由があると思うので、何らかの相関はあるのかもしれない
中室さんの「学力の経済学」では少人数教育は費用対効果があわないと言われ、財務省も子供減るんだから教員減らせ、という方針ですがこの辺りはきちんと議論して欲しいですね
美味しんぼの卵料理対決で、鶏が産まれて初めて産む「初卵」を、初卵は美味しいという科学的な根拠がないなかで海原雄山があえて使ったのは、いつ産まれるか分からない初卵を確実にとるためには、常に鶏に気を配るので、それによって味が良くなるのだ、という話がありますが、そんな効果とかもありそうな気はしますしちょっと補足を。
まず、公立学校の学力を比べているので、東京都など私立が優勢な地域は平均が低くなる傾向があります。
また、小人数は色々な自治体で採用されており、秋田県だけではありません。しかも、やる気を持った生徒が主体的に授業に参加できるなら人数は関係ありません。色々な個性の生徒を取りこぼさず見るための少人数学級です。進学系私立や進学塾は少人数にする必要はないです。何度も言いますが、個人的には少人数より、複数担任制や複数指導体制がいいと思います。席に着いておけない子供をみてくれる補助員がいるだけで、ものすごく授業もすすみます。
秋田県の授業の特徴は探求型です。
それを支えるのが、「家庭学習」です。どんなに授業が分かりやすくても家庭でさらわなければ定着はしません。
秋田では「家庭学習ノート」を作らせ、そこに「めあて」と「振り返り」を記入させます。これを何年も続けています。
認知の高い子供はノートを取らなくても内容を理解することができますが、そうでない子供には、ノートテイクの技術を教える必要があります。
板書写しでないノートを作る授業、例えば、全国学力テストのB問題は知識の活用を問うので、道筋を作るための書く力を育てるノート、と家庭学習ノートを連動させるのです。
また、教師は自分の授業力を高めるには、教科の授業研究会で学ぶしかないのですが、これを他教科の研究会からも学べるシステムにしたのも大きいと思います。