ソーラーフロンティア、太陽電池の製造コスト低減世界一が視野に - 日経テクノロジーオンライン
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注目のコメント
ソーラーフロンティアの太陽光発電モジュールは、主成分に銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を使用しており、3つの頭文字をとりCISと呼ばれています。ソーラーフロンティアのCISは影に強い(一部が影に覆われても発電する)という特長があります。
ちなみに弊社では、山間部/傾斜の多い一部のメガソーラー・プロジェクトにおいてソーラーフロンティア製太陽光モジュールを採用予定ですCISでまだコメントで触れられていない長所を一つ付け加えると、温度が高くなってもエネルギー変換効率が落ち難い事。
一方で、変換効率が改善されたと言っても、単結晶シリコン系の20%前後と比較して低く、多結晶シリコン系の15%以上と比較しても同等以下。ただ研究段階では17%を超えるものもあるので、今後に期待。
元々CISの大きなメリットは、安くて効率がそこそこで安定する事。こういう種類の太陽電池は、比較的規模の大きなミドルソーラーやメガソーラー向き。ソーラーフロンティアのHP(①)に特性関連は良くまとまっている、先日の出光・昭和シェル統合記事(②)でコメントしたが、中東系の案件を取れてるのは、それも影響してそう。日照が多いところは発電には有利だが、ソーラーシステム自体への負荷も大きい。そこで特性発揮できるのは明確な強みだろう。
緋色さんのコメントも参照いただきたいが、変換効率が少し低くても、元の条件がいいところで特性をしっかり発揮できると、アウトプットは出せる。加えて、その環境の土地代が安ければ、面積を多く使うことでコスト優位を発揮できる。
①http://www.solar-frontier.com/jpn/cis/technology/
②https://newspicks.com/news/1249052?ref=user_100438