アマゾンのドル箱となったAWSがこれほど破壊的である理由
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ようやくNPでも陽の目を見てきているAWSの話題。
EC2を中心とするWebサービスインフラとしてAWSは欠かせない存在です。
EC2やECSだけでなく、トータルパッケージとしてデータストレージのS3や負荷分散のELB、データ解析用DBのRedShiftやRDS、DynamoDB。
セキュリティやデプロイ周りもどんどん充実していて、毎年覚えていくのが大変ですが、Amazonの巨大サービスのノウハウを同様に使える環境が我々にも開放されているのが大きいですね。
料金も低廉であり、スモールサービスならほんと手軽に使える。個人的にはEC2 GPUインスタンスは激熱ですし(激高ですが)、時流を捉えて必要なものを提供いただき、こちらもサービスの知恵の出し甲斐があります。
個人的は早くELBにてHTTP/2の対応(EC2内のミドルウェアもですが)が進んでくれると、Webの速度向上につながるため、アップデートを期待しています。AWSは、ビッグデータ、アナリティクス、データベース、ビジネスインテリジェンスなどの領域に参入することで、下層から上層に向けてバリューチェーンを上がっていく。まさに「イノベーションのジレンマ」の体現だ。
同じことは、グロービスはビジネススクールで体現させたい。そして、G1が知的プラットフォームとして、破壊的存在でいたい。エンタープライズIT業界は最初AWSをバカにしていたという記述がありますが、バカにしたことはないと思います。最初出てきたときに、なんてもの作ったんだっていうのが業界の声でした。それだけ、技術とアーキテクチャーはすばらしく、どの大手ベンダーもすぐには真似できないものでした。
AWSはクラウドという言葉を生み出したGoogle以上にクラウドのビジネスモデルのベストプラクティスを実践しています。
当初は技術と低コストで競合に差をつけ一気にユーザーを獲得し、その後、付加価値をつけてサービスを拡張し、ユーザーを離れないようにしています。
今やAWSは安いサービスじゃなくなっているんですね。それでもAWSを使い続ける価値を出し続けています。
2016年は年間売上100億ドルが確実です。今やインフラだけではなく、ビッグデータ、IoT、モバイル、マシンラーニングと、あらゆるプラットフォームが用意されており、これからも破壊とイノベーションを続けていくでしょうね。