タイミングを考えない売却「時間分散」は長期運用成功のカギだ
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時間分散が重要という点は本当に同意で、特に入り口だけでなく出口についても触れているのは良いと思う。入り口に関しては、下記記事も参照いただきたいが、マーケットが悪いときにどれだけエントリーできるかのリターンへの影響は大きい。みんなが「Cash is king」と叫んでいるときに資金を入れるためには、時間分散してマーケットが高めのときに「出てCashを作っておく」ことが必要。
ある程度時間分散しながら入り口・出口で過剰なときを避け、資産として分散しているものに投資(世界株のETFなど)するのはリスクリターンとして良いし、比較的汎用的に誰もができることと思っている。
https://newspicks.com/news/712472?ref=user_100438日本で今後大きな問題は、インフレリスク。
インフレリスクにどう対応するかが、老後にとって最も大事。得てして、アップサイドを狙う資産運用を辞め、銀行預金に戻してしまうシニアが結構いる。しかし、インフレヘッジを忘れると、今後、予定していた生活を送れなくなる可能性がある。
記事では、Decumulationの際、定率引き出しと残った資産運用について話していただくようだが、インフレリスクヘッジについても言及してほしい。資産形成を考えるにあたって分散投資は非常に重要です。
本記事では分散投資と時間分散を分けていますが、むしろ分散投資は資産(や銘柄)分散と時間分散とで構成されていると考えたほうが自然だと思います。
資産分散と時間分散、もちろんどちらも欠かせないですが、長期間にわたる資産形成においては時間分散をより重視すべきでしょう。
時間分散についてこれまで金融機関が”目先の投資金額は小さくなりますから手数料を求める姿勢の中では、投資金額が小口にならざるを得ないこうした方法は注力しにくかった”というのはまさしくその通りでこれは現状もまだ一部残る金融業界の旧弊といえるかもしれません。
ただ直近はNISA口座の普及と残高拡大もあり、時間分散を生かした定額積立投資がだいぶ浸透してきたのではないでしょうか。
それでも本記事で触れられているようにまだ入り口の段階での時間分散に止まっているのが現状ですから、出口の段階でも時間分散して引き出すことも合わせてこれから広めていきたいところです。
ここで言われている入り口の「額」に着目した「定額積立」と出口の「定率引き出し」は相場の変動に合わせるという意味ではたしかに同様の効用があると考えて良いかと思いますので、ぜひ活用していきたいところですね。