医療費カットの切り札は「患者負担増」か「ジェネリック」か?
コメント
注目のコメント
【m3.com」と「NewsPicks」コラボ企画2回目】今回は増え続ける医療費にどう対応したら良いか? 医師側とNP読者のアンケート結果を比較します。NP側はジェネリック医薬品の利用促進を一番に選ぶ人が多かったのに対し、医師側は窓口での患者負担を増やすことという答えを選んだ人が最大でした。この意見の相違が示すものとは? 明日はそのジェネリック医薬品についての双方の意見の相違について、リポートします。ジェネリックを積極的に自分が「使いたい」という医師は、意外や少なかったのです。
私はシンプルに考える。需要(患者)が増え、供給(医者)が制限され、価格が固定化されているのが問題。つまり供給を増やし、価格を自由化する。自由化とは混合診療より先の二段階価格制度。皆保険はベース部分で基本的人権を補償する部分、2階部分は付加価値医療分で自己負担分。もちろん、医療機関の経営合理化を促す必要があることには異論はない。自分が病気にかかれば、仕方がないが観念します。それまでにどれだけ健康管理し、お金を貯め、そして人生をやりきるか、ここですね、難しいですが。。。
医療費に占める薬剤費の割合は年々低下しているとはいえ2割程度。代替可能な医薬品の全てをジェネリックにしても医療費の抑制効果は一定までであり、過去の推移をみても「カット」にはならない。
また混合診療は受けられる医療の範囲の話で、今保険適用のものを適用外にはできないだろうから、大幅増は回避できるかもしれないがマイナス方向には作用しにくい。
結局は患者負担増、医療の効率化、診療機会の絞込み、在宅医療(仕組み構築が不可欠)などを合わせて行うほかないのでは。
もちろん、ジェネリックなどの取り組みも必須ですが。
ジェネリック普及率(旧基準)と薬剤費の推移
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kaigi/meeting/2013/wg3/kenko/150511/item1-1.pdf