33歳で畑違いの三井銀行に転職。M＆Aは知らないけど「面白そう」

2015/8/21

三井銀行に送った履歴書。

初めて「M&A」という言葉を聞いた

三井銀行への論文は、今見てみたら稚拙なのですが、そのときはかなり気合を入れて書きました。しかし、そもそも銀行も帝人と同じく大企業ですから、実際にはそれほど強く行きたいというほどではありませんでした。

銀行員は、京都にいた学生のころ、近所の銀行員のお兄さんが、くたびれた自転車に、くたびれたカバンをのせて、くたびれた顔をして漕いでいるイメージでした。全然面白くなさそうだなと思っていました。ただ、その別世界の人が私をどう思うのかに非常に興味があったのです。

コメント

注目のコメント

• 上田 真緒

  PIVOT エグゼクティブ・エディター

  ・2015年08月21日

  <追記>佐山さんが三井銀行に送った書類「応募の動機」（全文）を追加しました。
  
  【第7話】三井銀行の中途採用に応募した佐山さんは面接に呼ばれます。「これから銀行でM＆Aの仕事を始めます」と説明され、そのとき初めて「M＆A」という言葉を聞いて「面白そう」と思い、転職を決めました。「冒険気分に近かったかもしれません」「不安よりも知らない世界に入っていく期待の方が大きかった」。
• 佐山 展生

  一橋大・京都大学客員教授 インテグラル取締役 京大経営管理大学院客員教授

  ・2015年08月21日

  稚拙な文章ですが、志望動機分も掲載しました。当時は、あれでも一生懸命書いたものです。
• 野﨑 浩成

  東洋大学 教授

  ・2015年08月21日

  人の運命は聖なる偶然の果実だなって思います。
  佐山さんも、金融機関への転職、銀行のM&A事業のスタート、金融危機によるクラウンリーシングの破たん、それぞれのピースがそろって、今に至っていますからね。佐山さんの素晴らしさは勿論ですが、三井銀行にもあっぱれです。